月別アーカイブ: 2021年8月

五輪とかかし

8月末の太陽がぎらぎらと照り付ける猛暑の中を、自宅から富県北福地・桜井方面へウォーキングに出かけました。

とても暑くて少し休みたいと思っていると、道路沿いにかかしが並ぶ花畑が出現し、しばらく歩みを止めてのどかな農村風景を楽しむことができました。

花畑には百日草など様々な花が植えられおり、今は盛りと色とりどりの美しい姿を見せています。

五輪イヤーに合わせたのでしょう。

五輪マークが掲げられており、かかしは、手に日の丸の旗を持っていました。

9体のかかしは、地元の皆さんによって手作りされたもので、素晴らしい出来栄えです。

かかしの衣装はとてもカラフルで、色とりどりの花にマッチしています。

これから猛暑が過ぎて秋になると、花畑の周辺に広がる田んぼは黄金色に変化しますので、かかしと花畑と田んぼのコントラストはとても美しくなることでしょう。

私たちはコロナでストレスがたまり、イライラも限界に近づいていますが、こうした美しい風景を見れば、大変癒されることと思います。


女性差別と五輪

オリンピックが終わりました。

盛り上がりましたが、コロナの感染も拡大しました。政府は五輪と感染拡大は関係ないと言っていますが、間接的には大きく影響したと思います。

ここへ来て感染が爆発的に拡大し、入院もままならない医療崩壊の状況です。

五輪には7千人もの医療関係者を確保しながら、コロナ対策に必要な医療資源には人手が回らず、今日の状況を招いています。

そして、政府は重症者以外の自宅療養を強いています。これは明らかな矛盾であり、国民は納得していないと思います。「棄民政策」とも言われています。

今こそ、菅首相が就任時に提唱した「自助」でなはく、「公助」が求められています。

さて、「多様性と調和」を掲げた五輪では、女性差別の問題がクローズアップされました。

まず、開会前に組織委員会の森会長が差別的な発言で辞任しました。そして、差別的な言動や表現などで、次々に組織委員会の幹部が辞任に追いやられました。

最近では、女子ソフトボールの後藤選手の表敬を受けた河村名古屋市長が、金メダルを噛んだり、女性蔑視的な発言をして非難されています。

また、野球評論家の張本氏が、ボクシング女子で金メダルを取った入江選手を扱ったテレビ番組で「嫁入り前のお嬢ちゃんが、顔を殴り合ってね。こんな競技が好きな人がいるんだ。」とコメントし、日本ボクシング協会から「多様性を否定する発言」と抗議を受け、謝罪していますが、同じ番組での後日の謝罪の仕方も問題視されています。

こうした事例で思うことは、女性差別した本人は差別しているとの意識がないことです。実はこのことが問題です。

私は、県議会の6月定例会の一般質問で、女性差別について取り上げました。その中で、差別をなくすことは勿論のこと、差別していることに気づくための学習活動や啓発活動の必要性を指摘しました。

私は、これからも 女性が尊重され、差別されない社会の実現のために、活動していきます。


知事にコロナ対策を要望

8月17日(火)に、自民党県議団が知事に対してコロナ対策の緊急要望を行い、政調会委員として出席しました(写真は知事との意見交換の模様)。

当日は、8月13日から15日にかけて前線による豪雨災害が県内でも発生したため、この災害の対応についても要望しました。

この要望は、コロナの第5波の感染が拡大しており、ワクチン接種をはじめ有効な対策を講じる必要があるため行ったものです。

当日要望した事項は、次のとおりです。

① デルタ株等の情報提供を行い、市町村や県民に注意喚起と啓発を図る。

② デルタ株の影響による感染者の急拡大により、社会経済活動への影響も懸念されることから、ワクチン接種を加速させるよう国へ要望する。

③ 観光関連事業者が厳しい状況に置かれていることから、需要喚起策の実施を国に要望する。

④ 今後国の予算の補正がある場合には、これに対応して支援策を講じていくことと、現在の支援策の周知徹底を行う。

豪雨に関しては、県下各地で甚大な被害が出ていることから、県としても早急に復旧・復興に着手するよう要望しました。

私は、岡谷市川岸の土石流により3人の尊い命が失われた事故に関して、①現在通行止めとなっている中央道(伊北IC~岡谷ジャンクション間)の早期開通をネクスコに働きかけること、②土石流について早急に復旧工事を行うことと、中長期的には砂防工事など防災対策を行うこと、について知事に要望しました。

普段私は、長野へは伊那インターを利用していますが、通行止めのため杖突峠(国道152号)経由で諏訪インターを利用しました。所要時間は30分程度余分にかかります。