月別アーカイブ: 2017年10月

教育7団体の県要望

10月24日(火)に、上伊那教育7団体連絡協議会(議長は上伊那PTA連合会長)の県への要望活動が県庁であり、地元県会議員として参加して参加者や県の担当者と意見交換を行いました。

市町村教育委員会・PTA連合会・教育会・校長会・教職員組合などの7団体は合同で、毎年度この時期に県の担当部局に対して、予算確保に向けた要望活動を行っています。

7団体からはそれぞれの代表が出席し、県からは関係する教育委員会・健康福祉部・県民文化部の部局長等の幹部が出席しました。

7団体を代表して小野議長から各部局長に要望書を提出した後、県から要望事項に対する回答があり、その後出席者で意見交換を行いました。

今回の要望の主なものは、高校の募集定員や「学びの改革」(高校再編)、教職員の加配や増員、伊那養護学校の施設整備、障がいのある子ども達への支援の充実、青少年の健全育成などでした。

私は現在議会の文教・企業委員会に所属しており、今回要望された事項については委員会でも活発に議論していますし、私も委員として提案もしています。

私は、「様々な要望事項はあるが、支援が必要な子ども達への配慮が優先されるべき。特に伊那養護学校のトイレなどの施設の改善や、児童養護施設「たかずやの里」(伊那市)の児童生徒への支援(教員の加配や施設への財政支援)の充実を進めるべき。」旨の発言をしました。

「たかずやの里」では親からの虐待が原因で入所している子供たちが全体の75%も占めていますが、施設や通学する小中学校の教職員は大変な苦労をしています。

何の責任もないのに心を病んでいる純粋な子ども達のために、心の通った指導や教育を受けさせてあげたいと思います。

養護学校については、県下のほとんどの学校で施設の改修が必要ですが、特に伊那養護学校の施設改修は遅れており、計画的な改修が必要です。

私は、地元県会議員としてまた議会の担当委員会の委員としても、要望事項の解決のために活動していきます。

 

 


上伊那薬剤師会が創立50周年

10月22日(日)に、伊那市内で一般社団法人上伊那薬剤師会の創立50周年式典が開催され、地元県会議員として出席しました(写真は式典での唐澤会長のあいさつ)。

薬剤師会は昭和42年に法人化しましたが、これは全国の薬剤師会でも最も早い取り組みでした。

当時は高度経済成長期であり、公害や環境悪化が社会問題化した時代ですが、会では法人設立と同時に会館を建設するとともに検査センターを併設し、河川や工場排水、水道水などの検査に積極的に取り組みました。

その後公益事業にも取り組むようになり、学校薬剤師活動、市民講座や薬草観察会の開催、禁煙教育などの活動を行っています。

近年では地域包括ケアシステムの推進のため、「かかりつけ薬局」としての役割が重要になっており、医療や地域福祉など幅広い分野での活躍に期待がかかっています。

一方最近では病院の病棟での薬剤業務が増えているため、総合病院では薬剤師が不足する事態にもなっており、人材確保のための潜在薬剤師の就業の促進も課題となっています。

医療や医薬品に関わる環境は今後ますます高度化・複雑化しますので、薬剤師の仕事は大変かと思いますが、市民の健康の維持・増進のために大いに活躍していただきたいと思います。


県議会・決算特別委員会で質疑(3)

10月18日(水)19日(木)の両日、県議会・決算特別委員会が開催され、委員として出席しました。

今回は、平成28年度の警察本部・保健福祉部・危機管理部等の決算審査です。

私が行った質疑や提案の主な内容を、3回に分けて報告します。

最終回は、保健福祉部です。

【保健福祉部】(その3)

4 地域包括ケア構築推進(24時間対応介護サービス推進事業)(介護支援課)

Q 在宅介護サービスの充実は介護離職を防ぐためにも重要であり、この事業も積極的に進めるべきと考えるが、地方都市でこの事業を実施する事業者が確保できるのか?

A 現在県内では8市と1町にある9の事業者が実施している。本年度から上田市でモデル事業を実施しており、事業のあり方や課題などを検討する。その結果を受けて今後のケアのあり方を検討する。

5 薬剤師の確保対策(薬事管理課)

Q 病院の病棟における薬剤業務開始により薬剤師が不足しており、一方薬局の薬剤師の高齢化が進んでいるが、将来薬剤師が不足することへの対応は?

A 薬剤師の育成のため、本年度に初めて高校生向けのセミナーを開催した。また、潜在薬剤師(特に女性)の復職支援も促進している。

再Q 地域の薬局については、地域包括ケアの推進のための「かかりつけ薬局」の重要性が増していくので、今後も薬剤師の人材育成と人材の確保策を進めるよう提案する。