月別アーカイブ: 2019年6月

県議会で一般質問(2)

長野県議会6月定例会本会議で、知事等に対して一般質問を行いました。質問と答弁の内容を、5回に分けて報告します。

Ⅰ 公文書管理条例について(その2)

1 「公文書管理条例」の制定について(2)

Q2 条例骨子案の議会への提示の時期はいつか? また、条例案の提出時期はいつか?

A(知事)9月を目処に骨子案として県議会に示したい。骨子案については広く県民などの意見を聞いた上で条例案を取りまとめ、来年2月県議会への提案を行えるように取り組む。

2 公文書管理の適正化について(1)

・ 条例を制定するだけでは、公文書の廃棄や改ざんを防ぐことはできない。

・ 滋賀県は、今年3月に「公文書管理条例」を制定したが、非常に先駆的な取組であり、参考とすべきである。

Q1 公文書管理条例の制定に合わせて、公文書の管理の適正化等を図るため、公文書管理に関する審議会を設置することを提案するが?

A(知事)適正な公文書の管理は、開かれた県政の基本。公文書管理の具体的な基準については、実効性や内容の客観性を確保することが重要であり、公文書管理について意見を伺う審議会を条例に基づき設置することを検討中である。

Q2 職員による意図的な文書の廃棄や改ざんを防ぐためのルール作りが必要となるが、具体的にどう対応するのか?

A(総務部長)意図的な文書の廃棄を防ぐため、条例設置の審議会においてダブルチェックの仕組みを検討する。新しい文書管理システムでは、公文書の集中管理を実施し、公文書の改ざんをシステム上で防止する手立ても研究する。


県議会で一般質問(1)

長野県議会6月定例会本会議で、知事等に対して一般質問を行いました。

質問と答弁の内容を、5回に分けて報告します。

今回は、「公文書の管理」と「国道の整備」の2項目です。

 

Ⅰ 公文書管理条例について(その1)

1 「公文書管理条例」の制定について(1)

・ 一昨年、国会ではいわゆる森友学園問題について議論された。

・ その中では、財務省職員による公文書の廃棄と改ざんが問題になった。

・ また、公文書の不適切な管理の実態が次々に明らかになり、マスコミでも毎日のように報道され、国民の行政に対する信頼が大きく低下した。

・ 私は、長野県ではそのようなことがあってはならず、県民から信頼される行政の実現のためにも、公文書管理の適正化を図る必要があると考え、昨年の議会定例会で2度にわたって一般質問を行った。

・ 昨年の6月議会の一般質問で私は、知事が定めた「文書規程」ではなく、議会の議決が必要な県の「公文書管理条例」を早急に制定することを提案した。

・ その後8月の県知事選挙で、知事は6月の県議会における議論も踏まえて、「公文書管理条例」の制定を検討することを公約に掲げた。

・ 同年9月議会の一般質問で私は、2019年度に条例案を議会に提出することを提案した。

・ これに対して知事は、「2020年度の当初から施行できるよう、2019年度中には条例案を提案したい。」と答弁した。

・ これは、公文書の適正管理に向けて大きく前進したものであり、高く評価したい。

Q1 公文書管理条例の制定に向けて、公文書管理のあり方の検討など、現在の進捗状況はいかがか?

A(知事)今年3月に「公文書管理の見直しの基本的方向性について」を策定し、この中で公文書管理に関する基本的な考え方を定めた。現在基本的方向性に沿って、条例案の具体的な内容について検討している。


伊那市消防団のポンプ操法・ラッパ吹奏大会

6月23日(日)に、伊那市役所駐車場で伊那市消防団のポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会が開催され、地元県会議員として出席しました。

どのチームも、春から毎朝の猛練習を重ね、方面隊での予選を勝ち抜いての参加となりました。

成績についてはチームによって様々に受け止めていると思いますが、これまでの練習は一朝有事の際には必ずその成果が発揮されます。

私は若い頃は消防団員として、その後は部長としてお世話になりましたが、訓練などを通じた団員との交流はいい思い出になっています。

私は部長や班長時代、ポンプ操法の練習では厳しい姿勢で団員を指導して、団員の仲間には随分辛い想いをさせたと思います。

しかし、一緒に頑張った仲間達は、「今考えると、いい経験になった」などと昔を懐かしんでくれます。

私は祝辞の中で、「最近は火災が多く、心配である。大事なことは、いかに早く水を出し、早く消火するかである。そうしたことを念頭に今後の訓練に励んで欲しい。」と激励の言葉を述べました(写真は祝辞前の敬礼)。

最近、ポンプ操法大会を中止する自治体が出てきました。団員の負担が大きいことが主な理由です。中止か継続かの評価は分かれますが、様々な面から慎重に検討して欲しいと思います。

私はこれからも消防団の経験者として、団の活動を応援していきたいと思います。