県議会環境・文教委員会で審査(その1)

12月8日(月)から10日(水)の3日間にわたり県議会文教委員会が開催され、委員として出席しました。

委員会では知事提出議案の審査などを行ないましたが、私の質問や提案等を3回に分けて報告します。

 

【教育委員会】(その1)

1 高校再編

・ 私はこれまで平成30年9月議会一般質問、令和4年11月議会健康福祉委員会、令和6年9月議会一般質問の場において、県内の医師不足や医師の偏在に対応するため、医学部に進学する高校生を増やすための方策について具体的に提案して来た。

・ しかし、今年7月に開催された新校に係る懇談会の場において、「伊那新校の学校像」が示されたが、「医学部進学コース」の設置については、何も示されていない。

Q 上伊那地域からの要望や私の一般質問や委員会における質疑等を受けて、伊那新校における「医学部進学コース」の設置に関して、教育員会ではどう考えているのか?

A(教育次長)コースの設置は考えていないが、教育課程の中で生徒の学科選択により必要な学習を行えば、コース設置以上の成果を出せると考える。

【感想】(酒井) 答弁にあるような対応では、成果を出すことは困難と考えます。茨城県では深刻な医師不足に対応するため、県立高校5校に「医学コース」を2019年度に設けており、毎年度相当数の医学部進学者を確保しており、長野県でも参考するなど一歩前に進めた対応をとるべきと考えます。

 


国交省砂防部に要望

11月19日(水)に、全国都道府県会館において自民党「県議会砂防事業促進研究会」による来年度の国交省砂防部に係る施策・予算について要望活動が行われ、委員として参加しました。

最初に、服部会長から國友砂防部長に要望書が渡されました。続いて砂防部長から砂防事業の現状について説明があり、その後意見交換を行いました。

要望内容は次のとおりです。

1 「国土強靭化中期実施計画」を予算に着実に反映し、令和8年度の当初予算においても砂防予算を十分に確保し、県の地形・地質等の特性を踏まえた土砂災害対策を強力に推進する。

2 防災減災対策が計画的に実施されるよう、地域の守り手である建設業の持続的な発展を支える観点から、砂防予算の増額及び継続的・安定的な予算を確保する。

3 既存の砂防施設効果の最大化及び老朽化対策を推進する。

 


自民党本部に要望

11月20日(木)に、自民党本部において自民党県議団による来年度の国の施策・予算について要望活動が行われ参加しました。

午前中には県選出自民党国会議員に対して、午後には自民党本部に対して要望が行われました。本部では鈴木幹事長が対応しました。

主な要望内容は次のとおりです。

・ 東京一極集中の是正と地方分権の推進

・ 安定的な財政運営に必要な財源の確保について

・ 若者支援政策の推進について

・ 防災・減災及び国土強靭化に関する予算拡充について

・ 地域医療支援と医師確保に向けた支援について

・ 農業の持続的な発展について

・ これからの時代に即した教育の実現について

・ 価格高騰等の長期化に対する総合的な対策の実施について