月別アーカイブ: 2022年5月

御子柴農協組合長退任

上伊那農協の御子柴茂樹組合長が、5月27日(金)に開催された総代会と理事会をもって任期の途中で退任されました。

御子柴氏は大学卒業後上伊那農協に就職し、部長職・常勤理事を経て組合長に選任され、10年の長きにわたり組合の先頭に立ってきました。

現在は、JA長野中央会・連合会の副会長の要職にありますが、こちらは6月の任期をもって退任することになっています。

御子柴氏は職員としても数々の実績を残しましたが、組合長としても優れた能力と先見性・実行力をもって課題を解決されました。

御子柴氏は、農業の持つ公益的な機能や兼業農家の果たす役割の重要性を訴えてきました。

私は、個人的には高校の先輩でもある御子柴氏に、様々な面でお世話になり、ご指導をいただきました。大変怖い先輩でしたが、とても心優しい人です。

また、私が、伊那市の農政課に在籍していた20代の頃には、氏は農政係長を務めておられました。

当時伊那市では新農業構造改善事業(地域資源活用型)に取り組んでおり、農協と連携をとりながら様々な事業を実施していました。私は、この事業の担当でした。

農協では、事業を活用してカントリーエレベーターの建設やリンゴ集出荷施設の建設などを行っていました。

伊那市では、リンゴ団地の造成や地域資源を利用した堆肥製造施設の建設などに取り組みました。

各事業とも国の採択を受けることとその後の事業実施が大変難しい状況にありましたが、御子柴氏には行動力を発揮していただき、無事事業を実施することができました。

事業実施に当たり、私は氏と共に苦労し、毎日のように酒を酌み交わしました。その際に、農業の未来について語りあったことは、良い思い出となっています。

御子柴氏には、退任後には酒米づくり(酒の製品名は「艶三郎」)などに励まれると思いますが、しばらく休養した後には、また社会のために活躍していただきたいと思います。

長い間本当にご苦労さまでした。


垣内県会議員逝去

5月21日(土)に、県会議員垣内基良氏がお亡くなりになりました。

謹んで哀悼の意を表したいと思います。

垣内氏は、辰野町出身で72歳です。

辰野町長を経て県会議員に当選し、現在5期目です。県会議長を務められ、現在は自民党県議団の幹事長として活躍されていました。

県議会としても団としても中枢におられた方ですから、お亡くなりになった影響は計り知れません。

私は同じ上伊那の出身であることから、親しく接していただき、また様々なことを教えていただきました。

時には厳しくご指導をいただきましたが、普段は大変優しい方でした。

常日頃「議員の本来の仕事とは何かを考えなければならない。給料取りにはなるな。」と若手議員を指導しておられました。

酒席が好きで、お酒をおいしそうに飲み、愉快に会話をすることを楽しんでおられました。カラオケも大好きで、とても上手でした。

私は氏と同じ常任委員会に所属したことが何回もあり、委員会での質疑の仕方なども教えていただきました(写真は平成28年の委員会)。

一般質問の内容については、特に厳しくご指導をいただきました。質問について、ほめられたことはほとんどありません。

まだまだ教えていただきたいことが沢山ありますが、今後は教えていただけないと思うと大変寂しいことです。

これからも後進の指導をしていただく立場にありましたが、誠に残念です。

心からご冥福をお祈りいたします。


臨時県議会を開催

5月13日(金)に、臨時県議会が知事から招集され出席しました。

議案は人事案件の1件です。人事案件のみで臨時会が招集されるのは異例のことです。

3月に原山教育長が逝去され、後任の教育長を選任するために、議会の同意を求める議案が知事から提出され、原案通り同意されました。

県教委では現在、高校改革、高校再編、高校入試改革などの課題が山積しており、教育長不在により教育行政の停滞を招かないよう、早期に後任を選出する必要が生じたため、臨時議会が招集されました。

臨時議会を招集する前の手続きとして、議会の日程等を決めるために、10日(火)に議会運営委員会を開催し、委員長として出席しました(写真)。

議会に関する日程や議案等については、議会の招集前に議会運営委員会が決定することになっています。

新教育長に就任する内堀繁利氏は64歳、小諸市の出身で、県教委高校教育課長、上田高校長、県教委高校改革推進参与を経て、高校改革推進役を務めました。

内堀氏はマスコミの取材に応じて、「経済格差や福祉と教育を巡る問題についても、知事部局と連携して考えていく。高校再編は県民理解を得ながら地域と共に学校づくりを進める。」と答えています。