国道153号の要望活動

11月19日(火)に、県庁で「国道153号改良期成同盟会」による県への要望活動があり、地元県会議員として同席しました。

この同盟会は、沿線市町村(上伊那・下伊那・塩尻市)で構成されています。

伊那市関係では、「伊駒アルプスロード」(国権限代行施工。西春近~美篶青島)、「伊那バイパス」(県施工。福島~美篶青島)の事業促進を要望しました。

要望に対して、県建設部長からは次のような回答がありました。

  •  「伊駒アルプスロード」

まずは天竜川渡河部(西春近~東春近、橋梁を新設)を優先的に施工する。道路に接続する県道車屋大久保線(東春近田原)と国道153号の現道から伊駒アルプスロード新設部分に繋がる道路(西春近)の整備を並行して施工する。

  •  「伊那バイパス」

一部地域で工事の施工が中断しているが、これは道路の排水計画について関係地域に説明しているためで、地域の理解が得られれば設計に着手する。

 

「伊那バイパス」については、何故工事が中断しているのかを関係地区に説明して来なかったため、不安が広がっています。道路排水については、本来は工事着手前に地域に説明して計画を立てるべきでしたが、手続きが間違っていたと考えます。土地改良区は、道路排水を土地改良区の管理水路には放流することは認めていません。早急に説明し、理解を得ることが欠かせません。

私は地元県会議員として同盟会の要望事項の実現のために、引き続き活動をしていきます。


伊那市表彰式典が開催

11月3日(日)に伊那市表彰式典が開催され、地元県会議員として出席しました。

市では、毎年文化の日に表彰式典を開催しており、各分野で顕著な功績を残された方々を表彰しています。

今年は、地方自治、消防、寄付、教育文化、産業、保健衛生の6分野から、14名・2団体が表彰されました。

受賞者の中には故宮島良夫市議会議員も含まれていましたが、地域や市政発展のために大活躍されながら、若くして急逝されたことは大変残念です。

私は式典の中で、「私が市副市長であった時にお世話になった方々も受賞されており、私にとっても大変嬉しいこと。伊那市は順調に発展しているが、これも受賞者の皆さんのご尽力によるところが大きい。今後もこれまでの経験や知識を生かして、市政発展のためにご尽力いただきたい。」旨の祝辞を述べました。

 


議会委員会の調査を実施(3)

⑤ ㈱デ・リーフデ北上(再生可能エネルギーとDXを生かした農業)(宮城県石巻市)【写真】

・ 東日本大震災後の農業振興策として、再生可能エネルギーを活用してトマトとパプリカを栽培。ガラス温室栽培で、生産開始3年後から黒字経営を実現。

・ 培地に栄養液を送り、まさに工場生産と同じ。水は雨水を利用。

・ エネルギーは木質バイオマスと地中熱利用のヒートポンプを活用。

・ センサーにより、温度や日射量、風速を感知して生産に生かしている。全ての生産に係るデータを管理して、生産に活かしている。

・ 木質バイオマスは、森林組合から安定的にスギのチップを安価に購入。

・ パプリカは、韓国からの輸入ができなくなったため、生産量増加のチャンスと捉え、規模拡大を検討中。

・ 今後は、メタンガスを利用した再生可能エネルギー活用のハウス栽培施設を他の適地に設置する予定。民間資本と連携を図る考え。

※ 先進的な取組により生産販売戦略を持ち、将来においては一大生産基地化を図る姿勢は参考になった。

 

【11月1日】

⑥ 宮城県林業技術総合センター(県産材を活用したCLTパネル工法の展開、少花粉スギの生産)(黒川郡大衡村)

・ これまで使用が少ない中大規模建築物にCLTに活用できるよう研究を進めている。

・ 少花粉スギの生産拡大に向けて、試験を繰り返し行い、スギ苗の産地としての形成を図る計画。

※ 少花粉スギの生産については、長野県も取り組んでいるが、宮城県の方が進んだ取組を行っている。