月別アーカイブ: 2017年12月

明けましておめでとうございます

     今年もよろしくお願い申し上げます。

日頃はブログをご覧いただき、ありがとうございます。

私の活動状況をタイムリーにお知らせするには、ブログが一番いいと考えています。

県会議員としての活動、特に議会定例会(年4回)での一般質問や会期中の常任委員会での質問や提案は、詳しくお知らせしていきます。

ブログ以外には、県政だより(議会定例会の発言内容など)の発行や県政報告会などを通じてお知らせします。

県政報告会では出席者との意見交換などを行い、要望や提案、意見などを県政に反映していきます。

これまで行って来た一般質問や常任委員会での質問・提案は、すでに県予算や事業、総合計画や各種計画などにいくつか反映されています。

また、県政に対するチェックも議会の重要な仕事です。議会は単なる県政の追認機関であってはならないと考えます。是々非々の姿勢で臨みます。

県政にとって最も重要な課題は、住民福祉の向上です。住民福祉の向上のために、県民の目線を大切にしながら活動していきますので、ご指導をよろしくお願い申し上げます。


南アルプス林道危険箇所の調査

12月20日(水)に、伊那市長谷にある市林道「南アルプス線」の危険箇所の調査を行いました。当日は氷点下10度近い厳しい冷え込みとなりましたが、市の担当者の案内により現地を訪れました(写真)。

この林道は南アルプスへのアクセス道路であり、森林開発公団の手により開設工事が行われ、昭和55年に開通しました。

林道には市営の林道バスが長谷戸台から北沢峠(県境)まで運行しており、伊那市側からは毎年5万人もの利用客があります。

山梨県側は県営林道となっていますが、長野県側は市営林道となっています(当時は長谷村営)。急峻で地質が脆弱な斜面を開削しており、道路の維持管理には毎年莫大な金額が必要であるにもかかわらず、なぜ道路の管理を長野県ではなく長谷村が担うことになったのか理解ができません。

現場は法面への吹付コンクリートが劣化により亀裂が入り、一部は剥離して落下しています。また法面下部のコンクリートブロックは土圧により起き上がってしまい、法面を保護する機能が低下しています(写真)。

毎年5万人もの登山客を運ぶ林道バスに、法面が崩落して直撃するようなことになれば大惨事となります。

今後は、市と県が連携して早急に安全対策を取らなければなりません。


議員研修調査を実施(2)

12月12日(火)・13日(水)に自民党県議団の研修調査を実施し、参加しました。

今回は、県東京事務所等を調査しました。

調査の内容を2回に分けて報告します。

3 台東区立・浅草文化観光センター(台東区雷門)(写真は台東区HPより)

(1)台東区のインバウンド戦略

・ 台東区には上野・浅草という観光地があり、年間観光客数5千万人(長野県9千万人)、うち外国人800万人(長野県70万人)で、外国人の観光客が非常に多いことが特長です。

・ そこで、外国人観光客の誘致に力を入れています。特に、東南アジアは経済成長により中間層や富裕層が増加しているため、ここをターゲットにしています。

・ 受け入れの対策としては、①多言語観光案内板(WiFiアクセスポイントも付加)の設置などのおもてなし環境の整備、②シティーセールス(旅行博への出展や国外メディアの取材受入)や多言語SNS観光情報発信など観光プロモーションの推進③隅田川花火などの観光事業の開催④広域的観光案内拠点としての「浅草文化観光センター」の機能強化などを行っています。

(2)浅草文化観光センター

・ 雷門の向かいにあり、8階建てで平成24年に開設しました。

・ 世界的にも著名な建築家の隈研吾氏が設計しています(コンペによる)。

・ 観光案内所・観光ボランティア事務所・センター事務所・会議室・展示場・展望テラス・飲食店・外貨両替所があります。

・ 年間120万人が訪れ、うち外国人は3割です。

・ 1階の案内ロビーでは、4か国語による観光案内を行っています。案内はボランティアの皆さんが活躍しています。