月別アーカイブ: 2019年10月

県政報告会を開催

 

このところ市内の各地域で、県政報告会を開催しています。

報告会では、定例県議会での私の一般質問の内容をはじめ最近の議員活動について報告し、地域の皆さんと意見交換を行っています。

長谷地区の報告会は10月28日(月)に実施しましたが、大勢の皆さんが参加してくださいました(写真)。

意見交換では、次のような意見や要望が出されました。

1 国道や県道に隣接する森林の木が伸びて、道路の上まで覆いかぶさり、通行に支障がある。また強風時には木が倒れて電線が切れるなどの被害が出る。県ではしっかり管理し、支障木は伐採して欲しい。

2 今回の台風19号による大増水で、三峰川の右岸(堤防未設置)に設置してあった蛇かごが流されてしまい、危険な状態になっている。早急に対応して欲しい。

3 自然災害による被害箇所の復旧を早期に進めて欲しいが、採択基準が厳しいため、被災した箇所に限定して復旧工事を行っている。基準を緩くして被災箇所より少しでも大きな規模で工事を行えば、防災対策につながるので、配慮して欲しい。

4 非持地区の山裾にある水路が整備されていないが、末流には民家や公共施設などがあり豪雨時には災害の発生が懸念されるため、早急な対応を要望する(この件については長年の懸案事項ですが、以前事業用地の確保ができなかったことから、建設事務所では対応に苦慮していました。しかし現在は用地確保の見通しもついており、今後の予算確保が課題です。)。

 

このように様々な地元要望などがありますので、今後の議員活動を通じて少しでも課題を解決したいと思います。


権兵衛トンネルが通行止め

 

 

10月24日(木)に、国道361号・権兵衛トンネル入口付近の崩落個所の現地調査を行いました。

国道361号「伊那木曽連絡道路」(権兵衛峠道路・姥神峠道路など)は、伊那と木曽を結ぶ地域高規格道路で、2006年2月に開通しました。

この道路を開設するために、権兵衛トンネルと姥神トンネルを開削しましたが、軟弱地盤で出水が多かったため、工事は困難を極めました。

道路の開通により、救急医療・通勤・観光・買い物など様々な面で大きな効果があり、今やなくてはならない道路になっています。

過日、権兵衛トンネル入口付近(伊那市側)の道路が崩落して通行できなくなり、現在は通行止めとなっています(写真)。

20日にトンネル手前の橋の橋台部分周辺の崩落が発見され、直ちに通行止めになっていましたが、その後崩落個所が拡大して橋台からトンネルの間の道路の路盤が流失したために、幅10m、延長6mにわたり道路が落下しました(写真)。

現在は、崩落部分から地下水が出ており、このままだと崩落個所が拡大するため、まずは地下水の処理をする必要があります。その上で、現況調査や地質調査や復旧工法などを検討し、設計のうえ復旧工事を行うことになります。

トンネル手前の橋(100m)は沢から50mの位置にあり、大規模な土砂崩落のため、工事の施工は困難を伴います。

全面復旧には相当の期間を要すると思いますが、地元県議として建設事務所や県建設部としっかり情報交換や協議を行い、早期開通を目指していきます。


9月議会が閉会

9月19日(木)に開会した県議会9月定例会が10月7日(月)に閉会しました。

最終日の7日には、知事から提出された全議案の採決が行われ、全議案とも原案のとおり可決されました。

採決に先立って各常任委員会の審査結果が報告されましたが、総務企画警察委員長に代わって副委員長の私が行いました(写真)。

最終日には、2つの常任委員会から提出された議案(意見書)の審議も行われ、2議案とも採決されました。2つの意見書は、議長名で両院議長、内閣総理大臣、関係大臣など国の機関に送られました。

2議案は次のとおりです

1 「豚コレラの全面終息に向けた対策の一層の強化を求める意見書」(農政林務委員会提出)

・ 豚コレラは未だに終息に向けた見通しが立たず、感染エリアは拡大の一途を辿っています。

・ 国の感染防止対策は十分とは言えない状況にあることから、対策の一層の強化を求めるものです。

2 「地域の実情を十分に踏まえた地域医療構想の推進を求める意見書」(県民文化健康福祉委員会提出)

・ 今年9月に国の医療構想に関するワーキンググループは、再編・統合の議論が必要な医療機関として全国で424の病院名を公表しました。

・ 今回の突然の公表は、地域や関係病院などに大きな不安を与えていることから、まず地域の実情を踏まえた検討を行うことや、国の考え方を地方に十分に説明したり、国と地方の協議の場を設けるなど、地域が納得する中で地域医療構想を推進するよう求めるものです。