女子プロテニス選手で元世界チャンピオンの大坂なおみ選手は、メルボルンで開催された全豪オープンに出場し、見事優勝しました。これにより、世界4大大会で4回目の優勝となりました。
昨年出場した全米オープンでは、人種差別に抗議し、黒人の被害者名が入ったマスク7枚を着用して、世界から注目を集めました。この行動は世界中のメディアに取り上げられ、黒人差別に対する関心を高めたと高く評価されました。
当時大坂選手は、「私はアスリートである前に黒人女性だ。テニスよりも重要なことがあると感じている。白人が多数を占めるスポーツの中で会話を始めることができれば、正しい方向へ踏み出せると思う。」と語っていました。
大坂選手の抗議活動は自身に大きなプレッシャーのかかるものでしたが、強い精神力でこれを見事に乗り越えてチャンピオンとなりました。
今回の決勝の前に、日本では東京五輪・パラリンピック組織委員会の森前会長の女性蔑視発言があり、世界中から抗議を受けて、森氏は退任を余儀なくされました。
この時大坂選手は、森氏の発言に対して「少し無知な発言」と批判しています。
今やスポーツ界でもどこの世界でも、女性蔑視をはじめ少数者に対する差別は許されません。
大坂選手の言動は、きっと世界に大きな影響を与えると思います。
私は選挙公約で、女性の活躍、女性を大切にする社会の実現、女性が住みやすい社会の実現を目指しています。
大坂選手の全豪オープンでの活躍をテレビで観戦し、改めてあらゆる差別のない社会の実現に向けて活動しなければならないと考えています。