月別アーカイブ: 2021年2月

テニス大坂選手 全豪で優勝

女子プロテニス選手で元世界チャンピオンの大坂なおみ選手は、メルボルンで開催された全豪オープンに出場し、見事優勝しました。これにより、世界4大大会で4回目の優勝となりました。

昨年出場した全米オープンでは、人種差別に抗議し、黒人の被害者名が入ったマスク7枚を着用して、世界から注目を集めました。この行動は世界中のメディアに取り上げられ、黒人差別に対する関心を高めたと高く評価されました。

当時大坂選手は、「私はアスリートである前に黒人女性だ。テニスよりも重要なことがあると感じている。白人が多数を占めるスポーツの中で会話を始めることができれば、正しい方向へ踏み出せると思う。」と語っていました。

大坂選手の抗議活動は自身に大きなプレッシャーのかかるものでしたが、強い精神力でこれを見事に乗り越えてチャンピオンとなりました。

今回の決勝の前に、日本では東京五輪・パラリンピック組織委員会の森前会長の女性蔑視発言があり、世界中から抗議を受けて、森氏は退任を余儀なくされました。

この時大坂選手は、森氏の発言に対して「少し無知な発言」と批判しています。

今やスポーツ界でもどこの世界でも、女性蔑視をはじめ少数者に対する差別は許されません。

大坂選手の言動は、きっと世界に大きな影響を与えると思います。

私は選挙公約で、女性の活躍、女性を大切にする社会の実現、女性が住みやすい社会の実現を目指しています。

大坂選手の全豪オープンでの活躍をテレビで観戦し、改めてあらゆる差別のない社会の実現に向けて活動しなければならないと考えています。


県議会2月定例会が開会

2月18日(木)に県議会2月定例会が開会し、知事から補正予算案などの53議案が提出されました。

当日,長野市は久しぶりに大雪に見舞われました。宿泊している議員会館の窓から見ると、イチョウが美しく雪化粧していました(写真。向こうに県庁が見えます)。

議案は、一般会計新年度予算(1兆423億円)が主なものです。コロナ対策が入っているため、過去最大の規模となっています。

一般会計のコロナ対策以外の主な内容は、防災減災対策として国の国土強靭化5か年計画を活用して、流域治水対策に取り組みます。

コロナにより国・県の税収が大きく落ち込むため、対策として県債(借金)を増額したり、臨時財政対策債(国からの地方交付税の不足分を補う県債)を増額するなどしており、財政状況が更に厳しくなります。

今後は、長期的な視野に立った財政健全化策をいかに進めるかが大きな課題となります。

私が委員長を務める県民文化・健康福祉委員会では、予算案の内県民文化部・健康福祉部に関するものなどの議案を審議します。

26日から3月4日まで5日間にわたり一般質問が行われますが、私は26日(金)に質問に立ち、「高校教育」と「高等教育」の2項目について知事等に質問と提案を行います。

質問・答弁の内容については、6月議会の内容と合わせて「県政だより」(夏号)を作成し、新聞折込や県政報告会などでお知らせする予定です。

なお議会の会期は、3月18日(木)までの29日間です。


県政だよりを発行

2月11日(木)に「県政だより(春号)」を発行し、新聞折込により市内の全世帯の皆様にお届けしました。

春号では、昨年9月と11月県議会定例会における私の一般質問の内容を掲載しました。

県政だより:令和3年春号:表

県政だより:令和3年春号:裏

9月には、知事の政治姿勢、戸草ダムの建設、行財政改革などについて質問しました。

戸草ダムの建設については、県として引き続き国へ要望していくとの答弁がありました。

行財政改革については、私が新たに行財政改革方針を策定することを提案したのに対して、策定する方向が示されました。

11月には、リニア中央新幹線やこれに関連する三遠南信自動車、リニア建設工事に伴う発生土の活用、県職員の人事制度の内女性職員の登用、現地機関の人事配置について質問しました。

女性職員の登用については、今後は管理職へ登用していく方針が示されました。

現地機関の人事配置については、職種によっては異動サイクルを長期化する方針が示されました。

今後も、県民の皆様の声を県政に反映するために、積極的に本会議での一般質問や常任委員会での提案などを行っていきます。