権兵衛トンネルが通行止め

 

 

10月24日(木)に、国道361号・権兵衛トンネル入口付近の崩落個所の現地調査を行いました。

国道361号「伊那木曽連絡道路」(権兵衛峠道路・姥神峠道路など)は、伊那と木曽を結ぶ地域高規格道路で、2006年2月に開通しました。

この道路を開設するために、権兵衛トンネルと姥神トンネルを開削しましたが、軟弱地盤で出水が多かったため、工事は困難を極めました。

道路の開通により、救急医療・通勤・観光・買い物など様々な面で大きな効果があり、今やなくてはならない道路になっています。

過日、権兵衛トンネル入口付近(伊那市側)の道路が崩落して通行できなくなり、現在は通行止めとなっています(写真)。

20日にトンネル手前の橋の橋台部分周辺の崩落が発見され、直ちに通行止めになっていましたが、その後崩落個所が拡大して橋台からトンネルの間の道路の路盤が流失したために、幅10m、延長6mにわたり道路が落下しました(写真)。

現在は、崩落部分から地下水が出ており、このままだと崩落個所が拡大するため、まずは地下水の処理をする必要があります。その上で、現況調査や地質調査や復旧工法などを検討し、設計のうえ復旧工事を行うことになります。

トンネル手前の橋(100m)は沢から50mの位置にあり、大規模な土砂崩落のため、工事の施工は困難を伴います。

全面復旧には相当の期間を要すると思いますが、地元県議として建設事務所や県建設部としっかり情報交換や協議を行い、早期開通を目指していきます。