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三峰川堤防が欠損

7月1日(水)の朝に、三峰川の右岸堤防(伊那市美篶地籍)が長さ200mにわたり欠損しました。

6月30日から1日にかけての豪雨により三峰川の水量が増え、水勢により堤防が欠損して、堤防上にあるサイクリング・ジョッギングロードが流失しました(写真)。

私は、2日に現地調査を行いました。現地には国交省天竜川河川事務所職員や伊那市職員、応急工事を行う事業者の皆さんが対応に当たっていました。

欠損したのは昨年の台風19号に伴う増水により堤防の基礎部分が削られていた箇所で、今年度に改良工事を行うために事業者と契約済みとなっていました。

1日から市内の事業者が協力して夜を徹して応急工事が行われ、2日中には完成する予定です(写真)。

今後は、仮設堤防の築造工事を1週間程度かけて行います。堤防に隣接して市道のナイスロード(愛称)が走っており、危険防止のため現在は通行止めになっていますが、工事が終了すれば通行止めは解除になります。

堤防の本復旧工事は、秋に着手する予定です。

サイクリング・ジョッギングロードは、三峰川の右岸・左岸堤防を利用した1周10㎞のコースで、サイクリング・ジョッギング・ウォーキングの愛好者には大変人気があります。

堤防上には桜並木があり、春には花見を楽しむ皆さんが大勢訪れています。

私は現地調査の後、駒ケ根市にある天竜川河川事務所を訪れ、所長と情報交換を行うとともに、早期復旧を要請しました。


6月定例会で一般質問(3)(県事業の見直しについて)

6月23日(火)に一般質問を行いましたので、主な内容について報告します。

今回は、新型コロナに対応するための、県事業の見直しについてです。

・ 今回のような非常時には、不要不急のイベントや事業は延期又は中止すべき。

・ 例えば、県単独事業の「地域発元気づくり支援金」事業(予算8億5千万円)は、今回のような異常事態では緊急性に乏しい。

Q 今年度予定している計画策定やイベント・事業を延期または中止し、不要・余剰となる予算と人員をコロナ対策に集中的に充てることを提案するが?

A(知事) 直ちに取り組む必要性や効果が少ない業務やイベント等については、中止・延期としている。コロナ対策のために、不要不急の事業の見直しを行い財源・人員を必要なところに振り向けていく。

※ 「地域発元気づくり支援金」は命を守り地域経済を再生する観点からは緊急性に乏しく、本年度の事業の中止や延期を行うべきと考えます。知事答弁はこれには触れていませんが、他の議員に対する担当部長の答弁によると、予定通り執行するとのことであり大変残念です。


6月定例会で一般質問(2)(高齢者介護について)

6月23日(火)に一般質問を行いましたので、主な内容について報告します。

今回は、新型コロナに関する課題として高齢者介護についてです。

・ 新型コロナの感染拡大に伴い、介護の現場では職員の皆さんがスタッフ不足の中、感染の恐怖と闘いながら要介護者の介護に当たっていただいている。

・ 高齢者介護の抱える最大の課題は、人材の確保である。

・ 私は平成29年の6月議会定例会で、「介護人材の確保について」一般質問を行い、知事は「人材の確保に向けた取り組みを進め、予算の確保にも配慮しながら、多くの人材を養成していく。」と答弁している。

Q 今後も発生が想定される感染症に対応するためにも、また入所・通所・訪問の介護現場における慢性的な人材不足を解消するためにも、介護人材の確保を進めなければならないが、今後県として職員の待遇改善など、どのように対応していくのか?

A(知事) 介護人材を確保していくことは重要な課題で、県としても様々な取り組みを行う必要がある。

給与面では、国の加算制度の導入に向けてアドバイザーの派遣を行う。

職場環境では、中高年齢者や子育て中の女性等多様な人材に介護職場で働いてもらう取り組みへの応援や、介護ロボットの導入拡大を進めていく。

介護人材の確保・定着は安心して暮らせる長野県を作る上で大変重要な課題であり、県としてしっかり取り組む。

※ 質問に対して、知事はコロナ対策では高齢者介護の現場への支援を強化する方針を示しました。

また介護人材の確保については、給与水準の向上を含めて施策を充実する姿勢を明らかにしました。