月別アーカイブ: 2022年10月

県議会9月定例会が閉会

 

9月22日(木)に開会した9月議会定例会は、10月12日(水)に開会しました。

最終日には知事提出議案の採決が行なわれ、全ての議案が原案のとおり可決されました。

主な議案は、コロナ関連の補正予算案などです。

議会の会期中は議員会館に泊まり、毎朝善光寺まで散歩をしています。先日は善光寺の宿坊の一つである「正智坊」の玄関先に植えられた柿と楓が美しく紅葉し、キンモクセイが甘い香りを漂わせていたことから、思わず歩みを止めてしまいました(写真)。

長野もこのところ朝夕はめっきり冷え込んでいますが、これからは木々が色づいて深まりゆく秋を楽しむことができます。

次の11月定例会は、11月30日に開会する予定ですが、9月議会の閉会日からあまり間隔がないため、一般質問を作成するための準備が忙しくなりそうです。

9月議会は会派の中で質問者が多く、私の質問の持ち時間は15分しかなかったため、十分な内容の質問ができませんでしたが、11月議会ではしっかり持ち時間をいただき、内容の濃い質問にしたいと思います。

 


河川・県道整備・治水の要望活動

10月12日(水)に、県庁で伊那市関係の各種期成同盟会による県への要望活動が実施され、地元県議として同席しました。

県からは、建設部長・建設部次長・関係課長が出席しました。

「伊那市河川治水砂防促進期成同盟会」は、大沢川・小黒川・小沢川・棚沢川の改修・改良等を要望しました。

「伊那市県道整備促進期成同盟会」は、西伊那線・沢渡高遠線・車屋大久保線・芝平高遠線・与地辰野線の改良を要望しました。

この他、中央道伊那ICと伊那バイパス(上の原地籍)を結ぶ環状北線(街路)と伊那インター線(道路)の早期整備を要望しました。

また、「大清水川治水砂防促進同盟会」(伊那市・南箕輪村)から大清水川の改修・整備等を要望しました。

河川・県道の期成同盟会では、関係地区の地元役員も出席し要望を行いました。

更に、「三峰川総合開発事業促進期成同盟会」(上下伊那の市町村で構成)は、「戸草ダム」の建設に向けた対応を要望しました(写真)。このダムは、建設に向けて準備が進められていましたが、知事による脱ダム宣言の影響を受けて、平成20年から計画が中断しています。

最近の気候変動による局地的な豪雨に対応するためには、地質が脆弱な南アルプスから流下する三峰川にダムが必要であり、建設されれば、三峰川、天竜川、諏訪湖の治水に大いに貢献することになります。

私は安全安心の確保や都市基盤の整備のために、議員としてしっかり活動していきます。


9月議会委員会で提案と質問(2)

10月6日に県議会健康福祉委員会があり、提案や質問を行いました。

 

1 コロナワクチンについて

Q1 ワクチンの効果とは感染予防か、重症化防止か?

A1 両方に効果が期待できるが、重症化防止に最も期待できる。

Q2 4回目の接種は必要か?

A2 第8波のことを考えると、追加接種が必要。

Q3 日本では、他国に比べて第7波では死者数が多い理由は?

A3 これまでは他国に比べて人口比では日本の死亡者は少ない。日本では死亡者のピークが第7波に来たと考える。

Q4 「コロナが原因で死んだ人はいない」と言われるが、コロナによる「死亡者」の定義は何か?

A4 国の基準は、感染して入院し死亡すれば、全てコロナによる死亡者として扱う。

Q5 この先いつまでワクチンを打ち続けるのか?

A5 国から示されておらず、全く分からない。国に対して説明するよう要望している。

2 産後ケアについて

Q1 厚労省では、産後ケについて全自治体の実態調査を行うが、調査内容は?

A1 9月から10月にかけて、全都道府県・全市町村を対象に実施状況等について行う。

Q2 県内市町村の産後ケアの実施状況は?

A2 全市町村で行っているが、実施内容は多種多様である。

Q3 県として産後ケアの取組方針は?

A3 調査結果を見て対応を検討するが、町村においては人材不足等により不十分な面があるので、町村への支援に力を入れていく。

3 献血推進について

・ この件については、平成28年6月と今年6月に議会で一般質問。

・ 県内においては、県立高校の献血が進まないことを質問した。

Q 今年6月の質問を受けて、県として又県教委としてどう対応したか?

A 7月に県立高校長あてに、献血の実施等について通知。7月に県献血推進協議会(知事が会長)の総会の席上、高校生の献血推進について協力を依頼。令和3年度は1校のみであったが、今年度は5校が何らかの方法で実施または実施を検討中。また、高校における献血セミナーについては、3年度実施校がゼロであったが、今年度は11校で実施または実施を検討中。

 

※ 一般質問により、ようやく高校での献血推進の方向が確認できました。来年度以降は更に推進することに期待できます。