月別アーカイブ: 2022年4月

県政だより(令和4年新緑号)を発行

県政だより(新緑号)を4月29日(金)に発行し、市内全戸に新聞折込をしました。

県政だより:2022年新緑号:表

県政だより:2022年新緑号:裏

この新緑号は、これまでの7年間の議員活動(県議会一般質問・常任委員会での質問や提案)が令和4年度当初予算に反映された内容などをお知らせするものです。

県議会の定例会は年4回開催されますが、私は全ての議会で知事等に対して一般質問を行っています。

一般質問は、県民や地域の皆様の県政に対する要望などを実現するために行うものです。一般質問では提案や意見を述べ、知事等からの答弁を受ける中で、施策や事業の改善、あるいは新たな事業の創設や制度の制定につなげます。

一般質問は、議員の仕事の中では最も重要なもので、質問により県政が改善されることを常に目指しています。

質問における提案などが施策や予算に反映されることは、容易なことではありません。現状の課題を認識し根拠を示した提案など、しっかりとした質問を行うことが要求されるため、調査や資料収集などの準備が大変重要です。

なお、今年2月議会と6議会の一般質問の内容は、8月に発行する「県政だより夏号」で報告する予定です。


農業水利施設の老朽化対策

現在、伊那市東春近の河岸段丘にある東原地区(㈱キッツの南側一帯)の土地改良事業の構想が進められています。

東原地区は、三峰川総合開発事業(昭和30年代)に関連して、昭和45年に生産基盤の整備(水田化)が行われました。

周辺の地域では再整備が行われましたが、この地域だけ取り残され現在に至っています。

区画が小さく(15a程度)、大型機械に対応していないため、農作業が非効率です。また、水利施設(用排水施設)は当初整備されたままで、更新が行われていないため、老朽化による用排水機能が著しく低下しています(写真)。

そこで、国の補助事業を活用して、圃場整備により区画を拡大(30a程度。地形条件によっては50aも検討。)し、用排水路はパイプライン化し、農道は拡幅します。

これにより、大型機械の自動化の導入、用水の自動給水化やラジコン草刈り機の導入、集出荷作業の効率化が可能になります。

整備後には、農地中間管理機構を通して担い手(法人、認定農業者)への集積を図り、米を中心に野菜・小麦・そばや花きのなどの作付けを行います。

事業主体は春富土地改良区、事業内容は区画整理118ha、幹線水路2.4㎞などです。事業費は40億円を見込み、財源は国50%、県27.5%、市10%、地元12.5%(農地集積率が高まればほぼ地元負担なし)、工期は令和6年~15年を見込んでいます。

事業規模は県内最大級であり、国や県補助金の獲得や地権者の合意形成に困難も伴いますが、現在役員を中心に鋭意事業推進に向けて取り組んでいます。

財源等を考慮すると、今しか事業を実施するチャンスはないと考えます。

私も地元議員として、事業推進に向けて活動します。


花桃の里と選挙

4月16日(土)に、自宅を出て高烏谷山(たかずやさん)の麓をウォーキングしました。

富県北福地に行くと、山すそに花桃の園があり、その美しさに歩みを止めてしばらく見入ってしまいました(写真)。

近所の方が自ら楽しむために植樹したようですが、満開になるとすばらしい景観を楽しめます。

花桃の園がある地域の方は、のどかな田舎の風景を楽しむことができますが、4月17日には市長と市議会議員の選挙が告示になり、関係者は花見どころではありません。

市議会議員選挙は、定数21に対して27人が立候補しており、6名もの落選者が出ます。近年では珍しく激戦となります。

前回の選挙は立候補者数と定数が同数になり、無投票になりました。

無投票になると、市民の皆さんは候補者の公約に触れることもないため、一体誰が議員なのか知らない市民が増えてしまいます。

無投票は、議会活動の停滞につながります。

私は議会の活性化のためには、選挙戦が行われることが必要と考えます。

立候補する人にとっては、厳しい選挙戦を戦うことは大変なことですが、選挙戦で議論を戦わせることは重要なことです。

近年は、市町村議員の選挙が無投票になり、なり手不足が課題になっています。

そうした中で、若い世代の新人が大勢立候補することは、大変ありがたいことであり、必ず議会の活性化につながると考えます。