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ドローンと戦争

ウクライナにおける戦争が激化し、悲惨な状況が次々に明らかになっています。

ウクライナ軍の抵抗も激しく、ロシア軍も計算通りにはいかないようです。

この戦争で注目されているのが、ドローンです。元々軍事用に開発されたのがドローンで、民生用のものが開発されたのは近年になってからです。

ウクライナ軍はドローンを上手に活用して、ロシア軍に打撃を与えているようです。

ドローンは敵の戦車などの位置を正確に把握し、確実に打撃を与えることができます。ドローンが飛んできても、見つけることが難しく、撃ち落とすことが困難とされています。

今ウクライナ軍が使用しているドローンに、アメリカ製の自爆ドローン「スイッチブレード」があります(写真)。軽量タイプは兵士が携帯することができるため、機動力があります。このタイプのドローンは「カミカゼドローン」と呼ばれていますが、いいネーミングとは思えません。

先の大戦の末期には、日本軍が「神風特攻隊」を多用し、多くの若い命を失うことになりました。敵の艦船などに突撃して自爆するという悲惨な事実は、世界から批判を浴びています。

自衛隊では既にドローンを導入しており、今後の活用が期待されています。

中国でも大いに活用しており、尖閣諸島の偵察にも使用しているようです。これに対応して日本では、尖閣諸島の防衛に活用することを考えているようです。

日本では、様々な分野でドローンが活用されていますが、戦争での使用実態を見聞きすると、気が重くなります。


「伊那節まつり」が開催

4月5日(火)に、伊那市の伊那公園で「伊那節まつり」が開催され、地元県会議員として参加しました。

このまつりは、昭和35年(1960年)に伊那公園内の東大社の鳥居の近くに、「伊那節発祥之地」の石碑が建てられてから、毎年桜の時期に合わせて開催されています。今回で63回目となりました。

伊那節は、古くは「おんたけやま」(御嶽山)と呼ばれた馬子唄です。

元禄9年(1696年)に「権兵衛峠」が開通し、以来伊那と木曽の交流が盛んになり、権兵衛峠を行き来した馬子たちが口ずさみ、広く伊那の地域で歌われるようになりました。

まつりでは、伊那節振興協会の皆さんにより、三味線・太鼓・尺八に合わせて歌と踊りが披露されました(写真)。

私はまつりの式典の中で、あいさつをさせていただきました。

「ウクライナでも、美しい桜を見ることができると聞く。残念ながら今は戦禍にあり、見ることが叶わない。一日でも早く戦争が終わり、人々の生活が元に戻り、安心して桜を楽しめる時が来ることを願うばかりである。」と述べました。

春になれば満開の桜を楽しめることができるのは、大変幸せなことです。

国外の戦争や紛争などを見るにつけ、日本では何もしなくても平和な暮らしが保障されているわけではありません。

戦争に巻き込まれたり、戦争を仕掛けたり、戦争をする国になってはいけないと思います。