月別アーカイブ: 2021年11月

県議会委員会が現地調査

10月27日(水)・28日(木)の2日にわたり県議会総務企画警察委員会の県内調査が実施され、委員長として参加しました。

今回は、東北信地域の委員会に関係する機関や事業の調査を行いました。調査の主な内容を報告します。

27日は、北信地域振興局(中野市)、地方税滞納整理機構(千曲市)、県の元気づくり支援金の補助を受けた2事業などです。

28日は、佐久地域振興局(佐久市)、佐久警察署(写真)、元気づくり支援金の補助を受けた1事業などです。

 

このうち佐久警察署は、県の東部に位置する1市4町4村を管轄しています。

旧佐久警察署の老朽化に伴い、望月署と南佐久署を併合する形で、平成29年に改築しました。

建物は鉄筋コンクリート造4階建ですが、木をふんだんに使用した立派なものです。

組織は、8課・7交番・19駐在所で、200名弱の職員を擁する大所帯です。

治安状況を見ると、刑法犯は年々減少していますが、コロナ禍により更に減少しています。

人心安全関係では、DVが増加しています。また児童や高齢者を対象とした虐待が増加しています。増加原因はコロナ禍によるものが考えられます。

交通事故は、減少傾向にありますが、高齢者による事故の比率が増加しています。

警察署は、地域の安全安心の確保には重要な役割を果たしており、今後も有事の際の迅速な行動や事故等の予防活動に大いに期待します。


県戦没者追悼式に参加

10月23日(土)に伊那市で県戦没者追悼式が開催され、県会議員として参加しました。

式典は、県出身の戦没者5万5千名の冥福を祈るとともに、戦争の悲惨さと平和の尊さを次代に継承することを目的にしています。

式典には、知事、県会議長、遺族会代表、県会議員、市町村長など県内各地から400人が参加しました。

式典ではまず知事式辞を読み上げ、その後戦没者に対して黙とうを捧げました。

次に、県会議長、県遺族会長、市長会長、町村会長が追悼の辞を読み上げました。

その後、地元の伊那弥生が丘高校の生徒がメッセージを朗読しました。

メッセージでは、戦時下に学徒勤労動員先の名古屋の軍需工場で戦死した同校生徒のことや、270名もの生徒が学徒勤労動員で派遣されたことなどが報告されました。

メッセージの中で生徒は、「今の自分たちにできることは、戦争を学び続けること。学び続ければ平和の意識を持ち続けられる。」と述べました。

その後、代表者が献花を行いましたが、私も献花を行いました。

前日には、長野県遺族会主催の「県戦没者遺族大会」が同会場で開催され、地元県議として参加しました。

終戦後76年が経過して、戦争を知らない世代が国民の9割を占める状況下で、先の大戦の記憶は風化し、国民は戦争の悲惨さや平和の尊さを忘れつつあります。

また、世界に目をやると各地で紛争が絶えず、罪のない多くの人々が犠牲になっています。

今を生きる私たちは、戦争の風化を防ぎ、平和について学習し、平和を次の世代に語り継いでいくことが求められています。

国は、唯一の被爆国として核のない世界平和を目指して、その責任を果たさなければなりません。

また国民は、戦争のない平和な社会の実現に向けて、学習や行動をしていかなければならないと思います。


小黒川の被災か所を調査

 

10月22日(金)に、8月の豪雨により被害を受けた小黒川の被災状況を調査しました。

当日は、建設事務所・市役所・地元関係者が参加しました。

8月の豪雨時には、県下各地で土石流などにより大きな被害が発生し、伊那市でも河川や農地などで被害が発生しました。

特に一級河川小黒川は大きな被害が発生しました。小黒川は急峻なため、豪雨時には河川が濁流となって流下し、護岸の崩落などが起きます。

今回の豪雨による被害は、河川・道路・農業用水取水施設などで10箇所以上にわたって発生しました。

最も被害が大きかった箇所は下流の護岸で、堤防は道路を兼用しており、道路に沿って家屋が連坦しており、地域住民は堤防が決壊するのではないかと心配しました(写真)。

小黒川は、堤防の整備が毎年度計画的に行われていますが、要整備箇所が多いため、沿線住民にとっては中々安心感を得られる状況にはありません。

小黒川については地元関係者で構成する期成同盟会を通じて、県に対して整備の要望活動を行っています。

当日は伊那建設事務所長に対して、今回の被災箇所の早急の災害復旧事業の実施と、要整備箇所の計画的な整備を要望しました。

私も地元県議として地元住民が安心して生活できるように、整備促進のために活動していきます。