県議会で一般質問(1)

長野県議会6月定例会本会議で、知事等に対して一般質問を行いました。

質問と答弁の内容を、5回に分けて報告します。

今回は、「公文書の管理」と「国道の整備」の2項目です。

 

Ⅰ 公文書管理条例について(その1)

1 「公文書管理条例」の制定について(1)

・ 一昨年、国会ではいわゆる森友学園問題について議論された。

・ その中では、財務省職員による公文書の廃棄と改ざんが問題になった。

・ また、公文書の不適切な管理の実態が次々に明らかになり、マスコミでも毎日のように報道され、国民の行政に対する信頼が大きく低下した。

・ 私は、長野県ではそのようなことがあってはならず、県民から信頼される行政の実現のためにも、公文書管理の適正化を図る必要があると考え、昨年の議会定例会で2度にわたって一般質問を行った。

・ 昨年の6月議会の一般質問で私は、知事が定めた「文書規程」ではなく、議会の議決が必要な県の「公文書管理条例」を早急に制定することを提案した。

・ その後8月の県知事選挙で、知事は6月の県議会における議論も踏まえて、「公文書管理条例」の制定を検討することを公約に掲げた。

・ 同年9月議会の一般質問で私は、2019年度に条例案を議会に提出することを提案した。

・ これに対して知事は、「2020年度の当初から施行できるよう、2019年度中には条例案を提案したい。」と答弁した。

・ これは、公文書の適正管理に向けて大きく前進したものであり、高く評価したい。

Q1 公文書管理条例の制定に向けて、公文書管理のあり方の検討など、現在の進捗状況はいかがか?

A(知事)今年3月に「公文書管理の見直しの基本的方向性について」を策定し、この中で公文書管理に関する基本的な考え方を定めた。現在基本的方向性に沿って、条例案の具体的な内容について検討している。