月別アーカイブ: 2018年6月

県道の路肩が整備されました

県道沢渡高遠線(伊那市西春近~伊那市高遠町)の東春近地籍で、路肩が崩れて交通に支障をきたしている箇所がありましたが、この度整備されました(写真)。

この個所では、これまで降雨時に道路上の雨水が流れ出て、土型の法面を崩しながら土砂が道路下の農地に流れ込んでいたものです。

農地の所有者からの通報で伊那建設事務所が現地調査を行い、修繕工事を行ったものです。

この個所は、国道153号伊駒アルプスロード(予定ルート)とこの県道の交差点の近くにあります。

ここは道路の幅が狭く、大型車と普通車のすれ違いができないため、大変不都合な場所です。

9年後には伊駒アルプスロードが開通する予定ですので、それまでにはこの県道も拡幅改良を行う必要があります。

伊駒アルプスロードは新規に開設するため、予定ルートの沿線の地域の皆さんにとっては大変関心があります。

道路により地域が分断される、道路が盛土され高くなれば景観上問題がある、現在ある農業用水路が分断される、など様々な心配があります。

これらの地域の心配事や道路開設に関する意見などは、これまで地域や個人から県に出されています。

幹線道路の開設に当たっては、県の都市計画審議会が事業内容を審査することになっていますので、これまで出されている意見などは、この審議会でも議論の対象になります。審議会では、しっかりと議論されることを期待します。

国道153号は順次整備されてきており、伊南バイパス(駒ケ根市以南)が今年度に整備が終われば、未整備の個所は伊駒アルプスロード(宮田村~伊那市美篶)と伊那バイパス(伊那市美篶~伊那市福島)になります。

現在国道153号の朝夕の交通渋滞は激しいものがあるため、早急に改善する必要があります。

国道の整備は交通渋滞の解消だけではなく、地域経済の活性化や、医療・福祉サービスの向上などに果たす役割は大きいものがあります。

私は地元県会議員として整備促進のために、活動をしていきます。合わせて整備に当たっての地域の要望が叶えられるよう努力します。


6月県議会が開会

6月21日(木)に、県議会6月定例会が開会しました(写真、最前列の左端が議席です)。

開会日には、平成30年度一般会計補正予算案など37議案が、知事から議会に提案されました。

補正予算案には、昨年3月に墜落事故で失った県消防防災ヘリコプターの新機種の購入のための費用30億円も計上されています。

これから最終日の7月6日(金)までの16日間にわたり、一般質問や各常任委員会での議案の審査や本会議での議案の採決などが行われます。

私は、6月28日(木)の午後に一般質問を行うことになりましたが、今回は「文書の管理」、「暴力の追放」、「県営発電所の大規模改修」の3項目について質問する予定です。

「文書の管理」については、森友・加計問題などが国会で大きく取り上げられ、国民の政治不信を買っていることから、県では文書の管理や情報公開に問題はないか知事に質問します。

「暴力の追放」については、近年被害が大きい特殊詐欺が暴力団の主要な資金源にもなっていることから、暴力団対策のあり方について警察本部長に質問します。

「県営発電所の大規模改修」については、伊那市にある「春近発電所」が老朽化して大規模改修が必要となっていますが、具体的な改修スケジュールなどについて公営企業管理者に質問します。

今年度は、議会の環境・産業・観光委員会の副委員長に就任しましたので、担当の業務についてしっかり議論をしていきたいと思います。


県政報告会を開催

6月16日(土)に、後援会の東春近支部主催の県政報告会を開催しました。

県政報告会は、議員活動の内容を理解していただくことと、地域の皆さんの意見を県政に反映するために行っています。

当日は、私からこれまでの活動の概要を説報告し、その後参加者と意見交換を行いました。

私が報告した主な内容は、次のとおりです。

① 議会一般質問での意見や提案が、県の施策や事業に反映された内容

・ 平成29年1月の国道361号の高遠地籍で発生した法面崩落に対する防災対策➡予算に調査費を計上

・ 介護人材の確保対策の充実➡事業充実のための予算を計上

・ 三峰川総合開発で建設された春近発電所建設に係る地元補償(水の確保)の継続➡継続を確約

・ 国民健康保険の県・市町村の共同化に関する県としての保健事業の実施➡保健事業の実施に要する予算を計上

・ 子どもの貧困状況の調査の実施➡調査実施の予算を計上

② 常任委員会での意見や提案が、県の施策や事業に反映された内容

・ 県営住宅の建て替え促進➡大萱団地について県と市が連携して建て替えることを決定

・ 教師の負担軽減の推進➡軽減のためのモデル事業を実施

・ 受動喫煙防止のための学校敷地内全面禁煙(全国最低レベル)の推進➡平成31年度から県立学校で実施

・ 特別支援学校の多目的トイレの設置の推進➡平成32年度までに整備計画を作ることを約束

③ 高校の学びの改革

・ 少子化や社会の激しい変化に対応するために学びの改革を進めており、上伊那地域ではこれに関して協議する組織を立ち上げた。

・ この改革は、これからの子ども達にとってより望ましい教育サービスを提供するものでなければならない。

④ 森友や加計問題に関する文書管理

・ 文書管理や情報公開について、県議会でも議論したい。

⑤ セクハラ問題

・ 男女共同参画社会の実現や女性活躍社会の推進のため、セクハラは根絶しなければならない。

⑥ 県政の課題

⑦ 市政の課題

・ 国道153号伊駒アルプスロードの整備は、現状では事業主体は未定。現在は環境アセスメントと都市計画決定に関する手続きを行っているが、それが終われば、県に代わって国に施工してもらえるよう、今後適時に県から国に要請しなければならない。

・ 大沢川の改修が課題となっているが、伊駒アルプスロードの整備に合わせて実施されるよう、運動を進めていかなければならない。