月別アーカイブ: 2017年7月

6月県議会の一般質問(1)

6月30日(金)に県議会の一般質問に立ち、知事などに質問や提案を行いました。

当日は、議会の傍聴のために地元の大勢の皆さんが、バスをチャーターして県庁に来てくださいました。

一般質問の質疑の内容は、5回に分けて報告します。

今回は、介護人材の確保について(1)です。

1 介護施設における人材の不足について

・ 今後高齢化が進み、介護を必要とする高齢者が増え続け、施設に入所する高齢者が増えるため、施設で働く介護職員を着実に増やさなければならない。

・ 現状でも介護人材が不足しているが、県内の介護人材の有効求人倍率が高く、離職率も高いことから、介護人材が不足する状態は解消しない。

・ 介護職員が不足し、入所を制限している施設も出ており問題がある。

Q1 県内の将来の介護人材の充足率は?

A(健康福祉部長)平成37年度の県内介護職員の充足率は82%と推計。【県では将来介護職員が不足すると見込んでいる。】

Q2 県内の介護施設で、人材不足により入所に一定の制限を行っている施設は、どの程度あるのか?また、人材不足により施設を閉鎖した施設はどの程度あるのか?

A(健康福祉部長)平成28年の県の調査によると、特別養護老人ホームで介護職員の不足により入所を制限している施設は3施設。人材不足を理由に廃止した施設は介護老人保健施設1施設。【現状でも人材不足により施設の運営に影響が出ている。】

2 介護職に対する理解の向上について

・ 私は、介護職は人に関するサービスを提供する仕事で、仕事を通じて学び続けることが必要な「知的労働」と考えている。

Q1 介護職という職業を、どのように捉えているのか?

A(知事)人と人との触れ合いによって支えられている、未来にわたって重要な職業。

Q2 介護職に関するイメージアップや、仕事の内容について正しい理解を促進するために、県では具体的にどのような施策を進めるか?

A(知事)介護職のやりがいや社会的な意義を情報発信し、正しい理解の促進やイメージアップを図る。また介護職のキャリアアップへの支援や、子育て支援などを通じて、職員が生き生き働くことのできる環境づくりを進める。


木下茂人前県議の叙勲祝賀会

7月2日(日)に、伊那市選出の前長野県議会議員の木下茂人氏の叙勲祝賀会が開催され、地元県会議員として出席しました。

木下氏は、県職員と5期20年の県会議員を務められ、地方自治の振興に貢献されたことから、今年の春の叙勲で「旭日小綬章」を受章されました。

氏は小学校6年の時にお父さんが亡くなられ、農作業を手伝いながら勉学に励まれ、県庁に就職してからも努力をされて、部長職で退職されました。

議員として、県南信工科短大の誘致、県公衆衛生専門学校の存続、三峰川の水利権の確保などにご尽力され、県政の発展に寄与されました。

私も、小学生の時から父が遠隔地の病院で闘病生活を余儀なくされ、ついに52歳の若さで亡くなるまで自宅に帰ることができず、母の農作業を手伝いながら生活した体験が氏と似ていたことから、氏を尊敬してきました。

私が市職員や市副市長時代には色々とご指導をいただき、私の県議選挙の時には応援していただいたこともあり、氏には大変感謝しています。

氏から受けたご恩に報いるためにも、民意を受け止めながらしっかり議員活動を行っていきたいと思います。


伊那市西箕輪に診療所を建設

伊那市西箕輪の旧西箕輪公民館跡地に、長野県厚生連「富士見高原病院」が診療所(西箕輪診療所(仮称))を建設することになりました。

7月1日(土)に現地で起工式が行われ、地元県会議員として出席しました。

現在市営の西箕輪診療所が設置されていますが、医師の確保が困難になったため、市が以前から富士見高原病院に対して、西箕輪地区に診療所の建設を要請していたもので、双方の協議が整い建設が実現することになりました。

建物は今年12月には完成し、来年1月には開所となる予定です。

診療科は、内科・神経内科・小児科・整形外科・泌尿器科・リハビリテーション科の6科です。

診療所長は、現富士見高原医療福祉センター長(前統括院長)の井上医師が就任することになっています。

富士見高原病院では、この診療所の建設により上伊那では3か所目の診療所を運営することになります。

この診療所が開所されますと、現在の伊那市営の診療所は廃止になります。

市営の診療所には、かつては優秀な医師が勤務していらっしゃったので、私の子どもが小さい頃にはよく診ていただいたものです。