県議会で一般質問(2)

長野県議会6月定例会本会議で、知事等に対して一般質問を行いました。質問と答弁の内容を、5回に分けて報告します。

Ⅰ 公文書管理条例について(その2)

1 「公文書管理条例」の制定について(2)

Q2 条例骨子案の議会への提示の時期はいつか? また、条例案の提出時期はいつか?

A(知事)9月を目処に骨子案として県議会に示したい。骨子案については広く県民などの意見を聞いた上で条例案を取りまとめ、来年2月県議会への提案を行えるように取り組む。

2 公文書管理の適正化について(1)

・ 条例を制定するだけでは、公文書の廃棄や改ざんを防ぐことはできない。

・ 滋賀県は、今年3月に「公文書管理条例」を制定したが、非常に先駆的な取組であり、参考とすべきである。

Q1 公文書管理条例の制定に合わせて、公文書の管理の適正化等を図るため、公文書管理に関する審議会を設置することを提案するが?

A(知事)適正な公文書の管理は、開かれた県政の基本。公文書管理の具体的な基準については、実効性や内容の客観性を確保することが重要であり、公文書管理について意見を伺う審議会を条例に基づき設置することを検討中である。

Q2 職員による意図的な文書の廃棄や改ざんを防ぐためのルール作りが必要となるが、具体的にどう対応するのか?

A(総務部長)意図的な文書の廃棄を防ぐため、条例設置の審議会においてダブルチェックの仕組みを検討する。新しい文書管理システムでは、公文書の集中管理を実施し、公文書の改ざんをシステム上で防止する手立ても研究する。