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権兵衛トンネル開通20周年

国道361号権兵衛トンネルの開通20周年記念式典が伊那市内で開催され、地元県会議員として出席しました。

式典には、県選出国会議員、国交省道路局長や中部地方整備局、県会議員、県建設部、県上伊那地域振興局、沿線市町村、関係市町村議員など関係者が出席しました。

私は20年前の開通式典に、伊那市助役として出席しました。

私は、来賓祝辞として次のように述べました。

「20年前の開通式典では、県を代表して田中知事が出席した。脱ダム論を展開する田中知事が祝辞を述べられたのには若干違和感を抱いた。道路は「命の道」と言われるが、正にこの道は「命を救う道」である。過疎化に伴い木曽地域では地域医療の維持が課題。そうした中で来年から木曽病院ではお産ができなくなり、伊那中央病院などで出産することになる。また、現在も救急患者は伊那へ運ばれている。これは道があって実現するもの。一方姥神峠道路については、県の方針転換により整備が中断され、その後見直しで再開されている。姥神峠道路が整備されて初めて「伊那木曽連絡道路」が完成するのであり、早期の整備促進を期待する。」


定期監査結果を知事等に報告

 

11月25日(火)に、県監査委員による定期監査結果(令和6年度対象)を知事に報告しました。

監査は2月から11月まで実施し、対象が349機関と多いため、本年度は158機関を実地監査し、191機関は書面監査を行いました。本庁は毎年度、現地機関は2~6年間隔で実地監査を行います。実地監査は、監査委員4名が機関に出向いて行っています。また、建設工事に係る監査も実施しました。

監査の結果、指摘事項(法令違反のもの、故意または重大な過失によるもの)4件、指導事項(改善を要するもの)19件、検討事項(改善の検討を求めるもの)1件でした。

指摘事項4件のうち特に重大なものは、次のとおりです。

① 県営住宅使用料の過徴収(公営住宅室)

建設事務所が家賃の算定誤りをした結果、167世帯、1160万円が過徴収となっていた。

② 国庫補助金の申請書未提出による補助金未受領

高等学校等修学支援事業補助金(奨学のための給付金)の申請書を国に提出しなかったため、623万円の交付を受けることができなかった。

また、監査結果に関する報告に添えて「意見」として具体的に指摘し、所管機関には対応方針の回答を求めました。

そのうち、特に問題があるとして私が指摘したものとして、旧大北森林組合に係る収入未済の解消があります。

これは、この組合が過去に補助金を不適正に受給したことに伴い、県に計画的に返還していますが、組合の財政状況が良くないため、計画通りの返還ができるのか疑問の案件です。現時点での県への未償還金額は9億円余りです。この問題については、昨年度私が所属する林務委員会で、強く追及したものです。


11月県議会が閉会

12月12日(金)に県議会が開催され、当日知事から追加提出された補正予算案を含めて全議案が原案通り可決され、閉会しました。

追加された一般会計の補正予算案は、国の総合経済対策に基づくもので、108億円の規模となりました。今回の補正は経済対策の第1弾と位置付けており、第2弾は1月に開催される臨時県議会に提出される予定です。財源は、国の重点支援地方交付金と地方交付税です。

議会初日に知事から提出されていた議案の委員会審議は、11日までに終了していましたので、最終日に追加提案された補正予算案は当日改めて各委員会で審議しました(写真は環境委員会の模様)。

予算案の主な内容は、次のとおりです。

① LPガス価格高騰対策 13億円(1消費者2000円の支援)

② 省エネ家電等切換え緊急支援 16億円(省エネ製品(エアコン、冷蔵庫、テレビ等の購入補助)

③ 医療・介護・障害福祉分野賃上げ・物価上昇対応支援 57億円

④ 介護施設等サービス継続支援 14億円(設備備品購入費用、食料品購入費等補助)