上伊那行政連絡会議を開催

5月15日(木)に伊那合同庁舎で上伊那地域行政連絡会議が開催され、地元県会議員として出席しました。

この会議は、上伊那地区にある県の14の現地機関の長と上伊那地域の県会議員が一堂に会し、各機関の重点事業などについて意見交換を行うもので、毎年度実施しています。

席上私は、以下5項目について質問や意見を述べました。

  •  薪ストーブの導入促進について

Q 近年薪ストーブの導入が進んでいないが、ゼロカーボンを目指す本県として、また森林資源の有効活用を図る面からも、導入を促進すべきではないか?

A(林務課長)現在県では薪ストーブの導入に係る補助制度が無いが、県的な薪ストーブ協議会を近く立ち上げると聞いているので、協議会とも連携しながら、何らかの対応をしていきたい。

  •  松くい虫対策について

Q 国や県では松くい虫対策に係る予算を減らしていく予定であるが、このことを市町村や地域の皆さんは承知していないので、分かりやすく説明すべきではないか?また、長い期間をかけて育てて来た松茸山が被害を受けたら、大変な損失になることから、しっかりとした対策を講じるべきではないか?

A(林務課長)松茸山に被害が及ばないよう、対策を行いたい。制度については、松くい虫対策協議会があるので、その場で説明していきたい。

  •  道路沿いの支障木対策について

Q 道路沿いの支障木の伐採については地元の要望が強いが、対策が中々進んでいないため、林務課が調整役となり関係機関が協力して伐採を進めるべきではないか?

A(林務課長)現地の状況を把握し、関係機関が連携して対策を進めたい。

  •  若者の人材確保について

Q 若者が都会から戻っていない状況が続いているが、県の対策による成果が見えない。県独自の相談窓口の設置やLINEを活用した相談業務の推進など、知恵を働かせ、あらゆる手段を講じて若者の定住対策(UIJターン)を進めるべきではないか?

A(商工観光課長)製造業だけではなく広い職種にわたって人材確保ができるよう、対策を進めたい。


松本蟻ケ崎高校を監査

5月8日(木)に、県監査委員として松本蟻ケ崎高校を監査しました。

今回は、監査委員として初めての監査です。青木監査委員と共に高校を訪問し、監査を行いました。

明治34年に設立された松本高等女学校(後に松本蟻ケ崎高校)と、昭和4年に設立された松本第二高等女学校(後に松本真澄高校)が昭和24年に統合して松本蟻ケ崎高校になりました。

昭和50年に男女共学制になり、生徒数は839名(男子371名、女子468名)で、1学年は7クラスと比較的大規模な高校です。

校舎の老朽化(最も古い校舎は昭和35年建築)が大きな課題ですが、志願倍率が1.2倍と人気があり、諏訪や木曽からの通学者もあります。

監査では、まず校内の施設設備や授業の様子を調査し、その後校長等から状況説明を受け、監査委員による質疑を行いました。

書道の授業も参観しました(写真)。同校の書道部は書道パフォーマンス甲子園で3連覇(2020、21、22)を果すほどの腕前です。

私が指摘した主な事項は次のとおりです。

1 校舎の老朽化に関して、全面改築に向けて県教委に対して要望活動を行わない限り、いつまでたっても課題は解決しないので、同窓会やPTAと協議したらどうか。

2 進学先に関して、県内では医療人材が不足している中で、国立大学医学部4名、長野県看護大学に8名進学しているのは評価できるので、今後も引き続き進路指導に努めて欲しい。

3 文化講演会を毎年度開催しており、令和5年度は報道写真家の安田なつき氏、6年度は中村哲氏の映画上映、本年度は平田オリザ氏を講師に招くことになっているが、すばらしい講師陣である。今後も生徒に人生を考えるきっかけを与える講師を招いて欲しい。


高烏谷山ハイキングに参加

5月3日(水)に富県公民館主催の高烏谷山ハイキングが開催され、地元県会議員として参加しました。

高烏谷山(たかずやさん)は、伊那市富県と駒ケ根市にまたがる標高1331mの山です。

毎年5月3日にはハイキングが開催されており、富県地区の皆さんが地区ごとに集団で歩きます。子どもからお年寄りまで、幅広い年代の人々が大勢参加します。

当日は五月晴れとなり、大自然の中での絶好のハイキング日和となりました。

山の頂上から見えるパノラマは絶景で、ほぼ上伊那の全域を見ることができます。また、残雪が輝く二つのアルプスの勇姿を見ることができます(写真は中央アルプス)。

山頂から少し下った「つが平」ではハイキング式典が開催され、富県・新山両小学校の児童全員による学校間交流会が行われました。

私は来賓祝辞で、「自宅から高烏谷山を望むことができるが、春は新緑、秋は紅葉を楽しむことができる。この美しい高烏谷山の山頂を目指して歩くイベントは、富県ならではの素晴らしいイベント。今後も継続し、富県地区の元気につなげていただきたい。」と述べました。