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6月議会で一般質問(1)

6月28日(水)に、6月議会定例会の本会議で一般質問に立ち、知事等に提案や質問を行いました。

今回は、市町村の水道事業と公文書管理の2項目です。

質疑の主な内容を、6回に分けて報告します。

 

Ⅰ 市町村の上水道事業(その1)

1 上水道事業の広域連携

 ・ 県では今年3月に「水道ビジョン」を改定した。

・ 「水道ビジョン」は、「水道広域化推進プラン」も兼ねている。

Q 「長野県水道ビジョン」(水道広域化推進プラン)では、県内9つの圏域において広域連携を進めるとしているが、現下の水道事業を取り巻く厳しい環境を考慮すると、県がリーダーシップを発揮する中で、一刻も早く広域連携を進めるべきと考える。

特に上伊那圏域においては「第1のステップとして、上伊那広域水道用水企業団加入の5市町村と企業団との早期の「垂直統合」を検討する。」としているが、「垂直統合」をいつまでに実現するのか、具体的な検討スケジュールを設定すべきではないか?

A(環境部長)

  県では、広域連携の推進が急務と考えており、各圏域の広域連携の検討の場において具体的な取り組みへの助言や支援を行うほか、一律に進めにくい圏域については市町村間等の調整を行っている。

上伊那圏域では、広域連携の必要性は概ね合意形成されており、具体的な連携方法について検討を進めていくこととなっている。上伊那圏域では「垂直統合」により運営する基盤が整っているため、他の圏域に先駆けて広域連携を目指すことが可能。県としては、地域の意見や課題を踏まえ積極的に調整役を担うとともに、提案いただいたスケジュールの設定など具体的な検討を進める。

※ 上伊那圏域においては、具体的に検討を進める方針が確認できました。

 


県議会が開会

6月22日(木)に、県議会6月定例会が開会しました。

会期中は議員会館に滞在しており、毎朝善光寺へウォーキングに出かけます。

ウォーキングコースの中には、信州大学教育学部前を走る県道406号(俗称「平林街道」)の歩道があります。

この街道は、善光寺に通じる「中央通り」と交差しますが、善光寺参りの人々も往来する道です。

6月には、歩道に植えられた美しいアジサイを見ることができます。

議会開会日には、知事から議案が提出され、知事から提案説明がありました。

主な議案は、総額211億円余りの一般会計補正予算案や県立高校の再編統合の同意を求める議案などで、全部で22議案です。

補正予算案の主なものは、物価高騰対策や今月2日の台風2号と梅雨前線豪雨により伊那谷を中心に被害を受けた公共施設の災害復旧費などです。

一般質問は、27日(火)から30日(金)まで行われますが、私は28日(水)に質問に立ちます。

今回は、市町村の水道事業と公文書管理の2項目について、知事等に提案や質問を行います。

議会は、7月7日(金)に閉会します。


行政連絡会議を開催

6月6日(火)に伊那合同庁舎で上伊那地域行政連絡会議が開催され、地元県会議員として出席しました。

この会議は、上伊那地区にある県の15の現地機関の長と上伊那の県会議員が一堂に会し、各機関の重点事業などについて意見交換を行うもので、毎年度実施しています。

席上私は、以下3項目について質問や意見を述べました。

① リニアの開通に向けた対応について

【酒井】 リニアが開通した場合、リニア駅から県下各地に移動する場合の2次交通体系を確立する必要があり、このことについては県の責任において検討を進めることになっているが、現時点においては何も見えていない。検討状況はどうなっているのか?

【地域振興局】 具体的に報告する状況にないが、4月に設置した県交通政策局が主導して関係機関で検討することになっている。

② 森林づくり県民税について

【酒井】 県民税を財源にして地域の森林整備や松枯れ対策などを行う場合、予算が不十分なため、地域の要望に応えられていない。地域の実情に応じて予算計上したり、採択事業を広く対象にすべきではないか?

【地域振興局】 地域要望に応えきれていないため、地域要望を踏まえて予算要求したい。

③ 長野県看護大学の卒業先について

【酒井】 県内からの入学生の割合が72%であるのに対して、卒業生の県内就職率は56%と低い。県立大学という特殊性や県内への若者定住化を図るためにも、県内就職率を高めるために努力すべきではないか?

【看護大学】 県内高校からの優先入学枠を設置したり、卒業時に県内に就職することを条件とした入学特別枠を設けている。しかし、全体として県内就職率は低いので、どうすべきか検討したい。