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国道361号の斜面崩落

 

7月16日(火)に伊那市高遠町西高遠地籍で国道361号の斜面が崩落しました。私は翌17日(水)に現地調査を行い、建設事務所職員と情報交換を行いました。

崩落したのは、平成29年1月8日に大規模に崩落して復旧工事が完了した箇所(写真)の東隣の場所です。

平成29年の崩落箇所の周辺一帯も崩落の危険性があるため、現在計画的に改修工事が進められています。

 

今回崩落した箇所は、斜面の表層部の岩盤が劣化して崩れ落ちたもので、範囲は小規模です(写真は崩落箇所。重機があるところ)。ここは、近々改修工事に取り掛かる予定になっていました。

この斜面一帯は、高遠花崗岩という種類の岩盤でできていますが、劣化が進んでいて危険な場所であるため、広い範囲にわたって岩盤の補強工事が必要です。

崩落後すぐに安全確保のために片側通行が実施されましたが、17日に解除されました。現在のところ復旧工事の実施時期は未定となっています。

この斜面の安全対策については、私は県議会の一般質問でも取り上げましたが、一帯の恒久的な安全の確保のために、引き続き地元県会議員としてしっかり活動していきます。

 


河川治水・砂防促進期成同盟会の総会

7月16日(火)に、伊那市役所で「伊那市河川治水・砂防促進期成同盟会」の総会が開催され、同会の顧問として出席しました。

この会は、市内を流れる大沢川・小黒川・小沢川・棚沢川の治水・砂防事業を促進して、地域の安全を確保するために設置されています。

近年はゲリラ的な豪雨が多発していることから、危険箇所については早急に対策を進めなければなりません。

また、河川内の立木や堆積土砂は豪雨時には下流の災害を大きくすることから、計画的な除去が必要です。

私はあいさつの中で、「河川の治水・砂防対策は重要であるが、治山事業も合わせて行う必要がある。また、災害に強い森林づくりも重要である。更にはソフト面での対策も重要で、自主防災会などによる防災対策や防災訓練も並行して行う必要がある。」と述べました。

災害に強い森林づくりには、堰堤の設置と植林を組み合わせた対策が必要です。また、ケヤキなど災害に強い樹種を計画的に植林していくことも大切です。

最近では、直根を地中に深く伸ばし、倒木しにくい強い木を育てることの重要性が叫ばれるようになりました。従来の方法に育成した苗では直根が伸びないため、直根苗木を植林することが効果的とされています。

ソフト対策としてのハザードマップについても、災害の発生源を示すなど、より具体的かつ詳細なものを作成することにより、有事の際に活かしていくことが大切です。

安全安心の地域づくりのためにも、この同盟会の活発な活動が求められます。


善光寺の見どころ(アジサイ街道)

 

議会定例会の開催中は議員会館に滞在しており、毎朝善光寺へウォーキングに出かけます。

ウォーキングコースとして、信州大学教育学部前の県道406号(俗称「平林街道」)の歩道を通ります。

この街道は、善光寺に通じる南北に走る「中央通り」と善光寺の手前で交差し、善光寺参りの人々も往来する道です。

6月には歩道に植えられた美しいアジサイを見ることができます。特に雨に濡れたアジサイの色は見事です(写真。6月28日撮影)。

善光寺の境内や善光寺周辺では、季節の移ろいを感じられる様々な花を楽しむことができます。

善光寺周辺の民家では、庭を大変きれいにしています。生垣をきれいに整えたり、花や紅葉を楽しめる木を植えたり、季節の草花を植えたりしています。当然落ち葉や雑草などはありません。

美しい環境に美しい心が育つと言われていますが、善光寺界隈ではこの言葉が似あいます。