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金鳳寺の隣接山林が火災

4月7日(水)に、伊那市富県北福地にある曹洞宗「金鳳寺」(きんぽうじ)に隣接する山林で火災が発生し、風の向きや強さによっては延焼区域が広がり、寺が類焼することも心配されました。

一時は心配した多くの地域住民が現場付近に駆け付け、現場付近は騒然となりました。

金鳳寺では、本堂の茅葺屋根を銅板へ葺き替える工事を現在実施中(写真)で、工事が未完成の状態で類焼でもしたら一大事と、地域の皆さんは大変心配しました。

我が家の菩提寺であることから、火災発生の防災無線の緊急放送を聞き、私は急いで現地に向いました。

広域消防や地元消防団の懸命の消火活動が行われ、運良く当日は風も余り無かったことから、出火から3時間余りで沈下しました。

当日は県の消防防災ヘリコプター(4月5日に運航を開始したばかり)の出動を要請しましたが、あいにく運休日であったため、山梨県のヘリが現場に駆け付け、放水作業を行ったことも早期の鎮火につながりました(写真)

春は空気が乾燥していますから、火災が発生しないように十分留意する必要があります。


高校の桜が満開


             

           

4月1日(木)に、市内の伊那北高校(写真上)と伊那弥生ケ丘高校(写真下)の桜を見に行きました。

4月6日の入学式には、満開の桜が新入生を迎えてくれることと思います。

桜と言えば、私が伊那北高校1年生の現代国語の授業で、先生から教えていただいたことを思い出します。教室の窓からは桜の木が見えました。50年余り後の今は、大木になりとても美しい花を付けています。

その授業の時には、すでに花は散り終わっていました。先生は、「満開の花もいいものだが、散っていく姿や散り終わった葉桜も風情があっていいものだ。あっという間に散りゆく姿に、「もののあわれ」を感じて欲しい。」と教えてくれました。

伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校は、県教委の高校改革、高校再編の方針により、統合することが決定しています。

昨年11月に統合後の新校に関する懇話会が設置され、目指す学校像、教育目標、教育課程、学級数、学校の位置、校名などが議論されています。

魅力がありすばらしい新校を作るために、活発な議論を進めていただくことを期待します。


みはらしファームの名人亭のそば

3月31日(水)に、伊那市西箕輪の「みはらしファーム」内にある「そばの家・名人亭」に行き、おいしいそばを味わいました。

「みはらしファーム」は、伊那市の観光振興と農業振興を目指した農業公園として発足しました。

平成6年に民間会社が温泉を掘削し、この温泉を活用した市の日帰り温泉施設「みはらしの湯」を建設したことから始まります。

伊那市では、温泉と既設の宿泊施設「羽広荘」に隣接した農地を開発して、農業公園を整備しました。

農業公園は、産直市場、農産物加工施設、いちご園、レストラン、そばの家、麦の家(パン屋)、体験施設、ダチョウ牧場などを備えており、一年を通して楽しめる施設です。

公園からは、遠方に南アルプスの山々を望むことができ、「みはらしの湯」の露天風呂から見える南アルプスや眼下に望む伊那谷の風景はすばらしく、「みはらし」という名前が付けられました。

中央道伊那ICから車で5分の位置にあり、アクセスが良いことから県外からの観光客も多く訪れています。

「名人亭」は現在㈱グレースが経営しており、地元産100%の玄そばを使用して自家製粉したこだわりの手打ちそばを楽しむことができます。

店長の園原四郎さん(伊那市西春近)は私の中学時代の同級生ですが、「そば打ち名人」の称号を持つそば好きで、趣味が高じてそば打ちになりました。本職は理容業ですが、今は息子さんが店を経営しています。

名人の打ったそばは大変おいしく、一度味わえば病みつきになると思います。

「名人亭」は、そば好きにはおすすめの名店です。