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「大清水川」治水砂防促進同盟会の総会

8月30日(水)に、南箕輪村で大清水川治水砂防促進同盟会の総会が開催され、同会の顧問として出席しました。

同会は、大清水川(伊那市と南箕輪村の境界を南下して流れ天竜川に合流する延長9㎞、流域面積4.84㎢の1級河川)の治水・砂防を促進し、流域の災害防止を図るために設置され、伊那市長・南箕輪村長、両市・村の関係議員、両市・村の関係区で構成されています。

この川は、急峻であり川幅が極端に狭い個所や護岸が未整備の箇所が多いため、豪雨時には水が護岸から越水したり、未整備の護岸は浸食されており、災害には弱い川です。

この川の特徴は、下流になるほど川幅が狭く、下流の両岸には家屋が多数存在することから、計画的に整備を進めなければなりません。

普段は水量が少ないのですが、上流域の面積が大変広いため、豪雨時には通常では考えられない大量の水が一気に川に流れ込み、下流に被害を及ぼします。

近年局地的なゲリラ豪雨が各地で多発していることから、この河川の防災対策を早急に進めなければなりません。

要整備箇所などの現地調査を行った後に総会が開催され、同盟会会長の藤城南箕輪村長から事業促進に関する要望書が地元県会議員に渡されました。

私は地元県会議員として、今後も地域の安全安心のために活動していきます。


議会勉強会を開催

8月26日(金)に、県庁で県議会自民党県議団の政調会による勉強会が開催され、メンバーとして参加しました。

自民党県議団では、次年度の県の予算や事業に関する提言書を、予算編成作業に併せて知事に提出しています。

今後  令和5年度に関する提言書を提出しますが、これを前に昨年度の提言が本年度の予算・事業にどのように反映されているのかチェックするため、勉強会を開催しました。

昨年度は各課にわたり多くの事業について提言しましたが、このうち特に重要な事業に絞ってチェックしました。

ピックアップした事業について、提言に対する県の対応状況を文書にまとめてもらい、これを基に担当課長から説明を受け、参加者で質問や意見交換を行います。

提言に基づいて改善されたり、充実した事業もありましたが、何の変化もない事業もありました。

勉強会は2日にわたり開催し、ここでの結果などを参考にして令和5年度に向けての提言書を作成します。

毎年度同じ内容の提言を行っても効果があがらないので、社会経済状況などの変化や県民の要望も考慮しながら、提言の内容を修正したり、新たな提言も行います。

私たちが実施している県政報告会における地域の皆さんの意見や要望などは、提言書で反映していきます。


終戦記念日に思う

8月15日(月)は終戦記念日です。戦没者を追悼し、平和を祈念する日とし、政府主催で全国戦没者追悼式を開催します。

この日は、日本においては太平洋戦争が集結した日とされています。

終戦の日については、他国は扱いが異なり、9月2日(アメリカ)や9月3日(中国、ロシア)などがあります。

1945年9月2日には、東京湾に入った戦艦ミズーリ号上で終戦降伏文書の調印が行われ、戦争は終結しました。そうした経過から9月2日又は3日とする国があります。

同年8月15日には天皇による玉音放送(詔書の読み上げ)があり、前日に日本がポツダム宣言を受諾し、日本が降伏したことが公表されました。

8月15日には、日本では戦争が実質的に終結したと思っている人が多いと思いますが、実際には終結はせずに継続していました。

8月9日にはソ連軍の満州への侵攻があり、その後150万人とも言われる満州国在留邦人(居留民・開拓民・関東軍兵士)の逃避行が始まります。うち18万人が現地で亡くなったとも言われています。

ソ連軍は降伏宣言を日本の実質的な降伏とは見做さず、攻撃は8月29日まで続きました。

また、57万人とも言われる関東軍兵士等はシベリアに抑留され、長期間の強制労働の後に、帰国できた人が47万人で、10万人がシベリアで亡くなったとも言われています。

満州への開拓団は27万人とも言われますが、うち8万人が帰国できずに亡くなっています。

開拓団の人々は、逃避行の中でソ連兵による殺人・強姦・略奪・暴行などを受け、集団自決した開拓団も多く出ています。半強制的に開拓団・義勇軍として満州に送られ、命からがら帰国した人々が多くいます。

国際的な危機が高まる中で、外交力をつけるために軍備費を増やせという人がいますが、絶対に戦争をする国になってはいけません。

先の大戦で失った尊い命を無駄にしてはいけないし、大戦での教訓を活かさなければなりません。

日本は、唯一の被爆国として、非核平和を実現するために世界に発信する役割は大きいと思います。