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議会で一般質問(1)

6月24日(火)に、県議会本会議で一般質問に立ち、知事・警察本部長等に提案や意見を述べました。

質疑の内容について、3回に分けて報告します。

 

● 中央道・長野道「岡谷JCT」のリニューアル工事と交通事故多発

 

・ 昨年5月から岡谷JCTは、「岡谷高架橋」のリニューアル工事が実施されています。工事の完成は2029年で、6年もかかる長期の工事です。

※ 工事内容:開通して40年経過したためのコンクリート床版の打換工事。大規模地震に備えた橋脚の耐震化も行う。橋長578m、橋脚の高さ55m。

・ 工事の施工に係る交通規制に伴い、事故が多発しています。昨年の工事開始から1月間について今年と比較すると、昨年に比べて人身事故は2件増の3件、物損事故は9件増の20件です。死亡者も出ています。

Q1 工事による地域経済等への影響について、県としてどのように捉えているのか。また、影響をできるだけ軽減するために、県としてどう対応していくのか?

A1(阿部知事)

 現時点では地域経済に直結する影響が出ているとの声は聞いていない。今後しっかりと状況を把握し、大きな影響が出るようであれば、ネクスコに対して更なる対策・対応を強く求める。

Q2 県ではネクスコとどのように情報共有を行っているのか。

A2(建設部長)

 ネクスコとの情報共有は、会議等の機会を捉えて行い、工事内容のほか渋滞や工事事故対策、工程短縮の取り組みについて説明を受けている。工事が長期にわたることから、ネクスコと情報共有し、県民へ内容を発信していく。


県議会が開会

6月19日(木)に、県議会6月定例会が開会しました。

19日には知事から議案が提出され、提案説明がありました。

知事は、提案説明の中で県内の出生数が過去最低を更新したことに触れ、「固定的な性別役割分担意識の見直しなど、若者や女性に選ばれる寛容で多様性を尊重する社会の実現に向け、取組を進める。」と発言しました。

このことについては、私が従来から一般質問などで主張していることと全く同じ趣旨であり、大いに賛同するものです。

議案は、総額38億5,700万円の一般会計補正予算案など20議案です。

一般会計補正予算案のうち主なものは、次のとおりです。

・ 「物価高騰・米国関税措置支援」の実行

・ 医療供給体制の整備(診療所の継承・開業支援など)

・ しあわせ信州農福プロジェクトの実施

・ 教育環境の整備(高校再編整備など)

・ 地域公共交通の維持・活性化

議案については、6月30日(月)から7月2日(水)に開催される各常任委員会で審議されます。私は環境・文教委員として補正予算等の議案の審議に参加し、質問や提案を行います。

会期は16日間で、7月4日(金)に閉会します。


長野県薪ストーブ協議会が設立

6月18日(水)に、長野県薪ストーブ協議会の設立総会が長野市内であり、長野県林業振興研究会(林業振興を図る県会議員の有志の会)の会員として出席しました。

この協議会は、近年薪ストーブの市場が縮小していることから、市場の拡大を図ろうと、県内の薪ストーブ販売業者により構成されています。県内の50業者のうち趣旨に賛同する23の業者が参加しました。

会長には、伊那市高遠町にある㈱ディーエルディーの三ツ井社長が就任しました(写真は三ツ井会長)。

薪ストーブは、木質バイオマスエネルギーの活用を通じて、地球温暖化の防止に寄与します。また、森林資源の循環利用につながり、健全な森の形成にもつながります。

先進国においては、薪ストーブの普及が進んでいますが、日本はまだ後進国です。

長野県では、他県に比べて薪ストーブの普及が進んでいますが、森林県である本県では今後更に普及を図る必要があります。

総会には、長野県林務部の幹部も出席しましたが、県ではペレットストーブの導入に対する財政支援の制度はあるものの、薪ストーブにはその制度がありません。私は、こうした状況は理解ができません。

今後、議会活動を通じて、この協議会と連携していきます。