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各種団体との懇談会を開催(その1)

9月13日(水)から15日(金)までの3日間にわたり、県庁で県議会自民党県議団と各種団体との懇談会を開催しました。

この会は、来年度の国や県の予算・施策について意見交換を行い、団体の要望を反映するために、毎年度開催しています。

本年度は30の団体から代表者複数人が出席し、それぞれ30分から1時間かけて団体ごとに懇談を行いました。県議団の議員はグループに分かれて出席しました。

私が参加した懇談会のうち主な要望内容について、3回に分けて報告します。

 

① 医師会

・ 医師会等の民間看護師養成所への運営費補助金の増額

・ ポストコロナの地域医療体制の構築

② 歯科医師会

・ 医科歯科連携の推進と歯科医療供給体制の充実

・ 歯科衛生士及び歯科技工士の人材確保及び養成の支援

・ 歯科健診体制(国民皆歯科健診含む)の充実

・ 県の「歯科保健推進センター」の増員など組織の充実

③ 歯科衛生士会

・ 「国民皆歯科健診」を見据えた歯科衛生士の離職防止と潜在歯科衛生士の復職支援

・ 県の「歯科保健推進センター」の増員など組織の充実


県議会決算特別委員会の調査を実施(その2)

9月5日には北信地域・長野地域の機関で、北信保健福祉事務所(写真)、飯山警察署、北信建設事務所、川中島水道管理事務所です。

北信保健福祉事務所では、地域医療構想等について質疑をしました。

①地域医療構想について

【酒井】北信圏域の医師不足や病床数不足が課題となっている中で、国では地域医療構想に基づき、病床数を削減する方針(北信圏域では2割削減)である。圏域の地域医療構想調整会議では、医療機関等から削減に関して反対意見はないのか?

【所長】コロナ禍を経験し、病床数を一定程度確保することの重要性を認識した。地域医療構想調整会議では、病床数削減ありきの議論はしていない。

【酒井】今後、県全体の域医療構想調整会議が開催されるが、病床数確保に向けた意見を出していくことが求められる。

※ 域医療構想調整会議における北信圏域の議論は評価できると考えます。

②がん対策について

【酒井】がん検診の受診率の状況は?

【所長】県内の他地域と比べると、受診率は高いと考えるが、県の目標には達しておらず、引き続き受診率の向上に努める。

※ 県の目標(50%)を上回るよう、更なる努力が必要です。


県議会決算特別委員会の調査を実施(その1)

9月4日(月)と5日(火)の両日、県議会の決算特別委員会(12名)の県現地機関の調査を実施し、委員として参加しました。

この委員会は、令和4年度の県の決算を認定する前提として、県庁と県の出先機関を調査しています。

今回は、東北信地域の機関を2班に分かれて調査しました。調査の主な内容を2回に分けて報告します。

4日には長野地域の機関で、長野地域振興局(写真)、長野農業農村支援センター、北信会計センター、須坂看護専門学校、総合県税事務所、千曲川流域下水道事務所、長野南警察署、長野盲学校です。

長野地域振興局では、収入未済について質疑をしました。

【酒井】中小企業高度化資金貸付金(ショッピングセンターのアーケードへの貸付4.5億円、昭和60年度・平成3年度)の返還金未済額が1億4千万円と多額であるが、年間の返還金は100万円余りであり、これでは何年たっても未収金が解消しない。返還請求に対する取組が弱くないか?

【職員】引き続き未収金解消に努めるが、先のことは不透明である。

【酒井】そんな姿勢ではだめである。長期的な回収計画を立て、毅然として取り組むべきである。

※ 未収金の回収を民間会社に頼っており(経費が必要)、県としての取組が弱い。具体的なアクションを起こさなければなりません。