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歯科医師会との懇談会を開催

10月13日(火)に、上伊那歯科医師会館で上伊那歯科医師会と上伊那選出県会議員との懇談会が開催され出席しました。

この懇談会は毎年開催しており、情報交換や意見交換を行って歯科保健行政の推進に反映しようとするものです。

当日は、次の事項について懇談をしました。

1 高齢者の保健事業に対する歯科医師会の取組

2 成人歯科検診の受診向上

3 歯科衛生士の確保

4 歯科医師の不足

5 県予算(歯科保健啓発活動・歯科検診受診率向上、歯科医師の本庁配置、オーラルフレイル対策、公衆衛生専門学校の充実、災害時歯科医療など)

6 県歯科保健条例の改正

7 新型コロナ対策

 

私は、コロナ対策に関して次のような発言をしました。

・ コロナ感染防止のため歯科医師の先生方には大変な苦労をされ、歯科医院での感染を1件も出さなかったことに感謝する。

・ 歯科医院でもコロナ感染防止のための防護具の確保に苦労されているが、十分な量の確保のために努力したい(いまだにゴム製手袋は品薄とのことである)。

・ 委員長を務めている県議会県民文化・健康福祉委員会では、対策に関してしっかり議論し、県の事業に対策が反映されている。

・ 所属する自民党県議団は、数回にわたり県知事への提案や自民党本部への要望活動を行っている。これにより、国・県の予算や事業に対策が反映されている。


三峰川総合開発期成同盟会が総会

10月13日(火)に「三峰川総合開発事業促進期成同盟会」の総会が伊那市役所で開催され、同会の顧問として出席しました。

この会は上下伊那の市町村で構成され、美和ダム再開発事業と戸草ダム建設の促進を図るために設置されています。

天竜川は「暴れ天竜」との異名があり、「天竜川を治めるには三峰川を治めよ」と言われており、三峰川の治水対策は大きな課題となっています。

昭和34年に三峰川総合開発事業の一環として美和ダム(伊那市長谷)が完成したことにより、三峰川下流域の安全性は高まりましたが、昭和36年の「三六災害」や昭和57年・58年の豪雨では大きな被害を受けたことから、美和ダム上流域の防災対策のために、多目的ダムである「戸草ダム」の建設が計画されました。

しかし、その後国や県の方針の転換があり、多目的ダムとしての「戸草ダム」の建設計画は中止となっています。「河川整備計画」では、戸草ダムについては「将来の社会経済情勢等の変化に合わせ、建設の実施時期を検討する」という方針が示されました。

熊本県をはじめとして甚大な被害が発生した今年7月の豪雨など、毎年のように大災害が発生している状況から、全国的な防災減災対策が課題となっています。

熊本県では球磨川が氾濫して甚大な被害がでましたが、上流に計画していた「川辺川ダム」の建設が知事の方針のもとで中断しています。しかし、被災後の検証会議で国交省から「ダムが建設されていたら被害を少なくできた可能性がある」との報告があり、知事はダムによらない治水からの転換を表明しました。

三峰川の源流である南アルプスは地質が脆弱なため、三峰川上流域の防災対策を早急に進めなければなりません。

私は、気候変動に起因する豪雨災害が多発する現状から、計画が中断している「戸草ダム」の建設に向けた検討を早急に始めることが重要だと考えます。

私はこの9月県議会の一般質問で、戸草ダムの建設について知事の考えを問いました。知事は、引き続き国に対して要望していくと答弁しています。

「戸草ダム」の建設に関係する用地の取得は、既に完了しています。建設に協力して地域外に移転を余儀なくされた皆さんのことも考えると、何としても建設を実現しなければなりません。

そして建設する場合には、自然エネルギーの活用のために水力発電所を併設すべきと考えます。


原子力災害伝承館を調査

10月15日(木)に政務活動の一環として、福島県双葉郡双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」の調査を行いました。

双葉町は自宅からは大変遠く、電車を乗り継いで8時間かかります。

伊那市駅から岡谷・塩尻・長野・大宮・仙台を経て常磐線の双葉駅で降り、レンタルサイクルで施設に着きました。

双葉町(人口5800人、2200世帯)は、2011年3月11日に発生した福島第一原発(所在地は隣の大熊町)の事故により避難指示が発令され、現在全世帯が避難生活中です。町のほぼ全域が現在「帰還困難区域」に指定されています。

町民や役場は転々と移動を余儀なくされ、現在仮役場は福島県のいわき市に置かれています。町民のうち3700人は県内に、2100人は県外に避難しています。

さらに双葉町は、放射能汚染に加えて大津波により甚大な被害を受けました。

海岸線と並行して走る国道6号線まで津波が押し寄せ、家屋に浸水被害が出ました。被害家屋はすべてが取り壊される予定です。

令和4年の春には「帰還困難区域」の指定が解除される予定で、町民の帰還に向けて現在環境整備を行っています。

双葉駅の西側では災害公営住宅団地を造成中で、令和4年の春には入居が開始される予定です。

「原子力災害伝承館」は、原発事故の記録を後世に伝えるアーカイブ拠点施設として、福島県により53億円を投じて建設され、この9月20日にオープンしました(写真)。

施設は3階建で、24万点の資料を収集しており、うち167点を現在は展示しています。

災害の始まりから原発事故直後の対応、長期化する原子力災害の影響などを、映像などを用いて分かりやすく説明しています。

複合災害の話を聞く「語り部講話」も開催しており、事故当時の生々しい話を聞くことができます。

当日は、県内の高校生が見学に訪れていましたが、研修には最適の施設だと感じました。

施設の見学を終えて、複合災害の恐ろしさをあらためて理解することができました。

また、未だに全町民が帰還でずに不便な避難生活を強いられていることなど原発事故のもたらすものを学ぶこともできました。

今回の原発事故は、再三にわたり津波による事故発生の危険性を専門家から指摘されながらも、これを無視して適切な対応をしなかった東京電力の無責任さが引き起こしたものだと痛感します。まさにこの事故は、人災によるものと考えます。