伊那市富県北福地にある曹洞宗「金鳳寺」(きんぽうじ)では、現在本堂の屋根葺替工事が実施されています。
この寺は1470年(文明2年)に開山されましたが、3回の火災に遭っています。火災後の1814年(文化11年)に、現在の本堂が建設されました。
本堂は茅葺でしたが風雨により傷みが酷かったことと、材料の茅の入手が困難で屋根の維持管理が大変なため、今回は長期的に風雨に耐えられる銅板により葺き替えています。合わせて耐震工事も実施しています。
工事は伊那市の宮下建設㈱が請け負い、工事費は1億4千万円で、工期は今年5月までとなっています。
2月21日(日)には現地見学会が開催され、檀徒である私も参加しました。
当日は、下地の上に銅板が葺かれている様子を見ることができました(写真)。
昨年11月に開催された見学会の際には、参加者が名前や願いごとなどを銅板の裏側に書きました。
私も、家族の名前や祈願する言葉を書きました。
完成後は、美しく光り輝く銅板の屋根を見ることができますので、とても楽しみです。