コロナと親の七光り

親の七光りと言われているのが、菅総理の長男の正剛氏です。

正剛氏は、菅総理が総務大臣に就任後、若くして大臣秘書官に抜擢され、その後秘書時代に築いたネットワークにより放送事業会社の「東北新社」に入社ました。

その会社が複数回にわたり総務省の官僚を接待し、これが公務員の倫理規程に抵触するとされ、これにより総務省では接待を受けた職員を処分しました。

その接待の中心的な人物が正剛氏であるとされています。総務省の職員は、菅氏の長男である正剛氏の招待に断れずに、飲食、みやげ、タクシー券の提供を受けたと報じられています。

私の経験からすると、官僚が一民間人の誘いに簡単に応じることはありませんし、ましてや複数回にわたって誘いに応じることは考えられません。

許認可に関する業務を行う民間事業者が誘ったとすれば、接待に応じることが倫理規程に違反することなど、官僚にとってはたやすく理解できたはずです。

結果的に正剛氏が菅氏の立場を利用して接待攻勢をかけ、総務省の許認可権に影響を及ぼしたとすれば、これは行政を歪めたことになります。

親の七光りによって通常不可能な仕事ができたとすれば、正剛氏は親の七光りの恩恵を受けたことになります。

今世間ではコロナの影響で職を失っている人が多く、親の失業が原因で大学等の中退を余儀なくされている学生が多くいます。

コロナに苦しむ若者が多い中で、親の七光りで出世した人がいたことは、何と皮肉なことでしょうか。

私の父は、私の小学生時代に病気になり、亡くなるまで県外の病院で闘病生活を送りました。そのため、我が家は経済的には苦しく、親の七光りなど夢の世界のことでした。

私は親の七光りの恩恵がなくても自立できるよう今日まで頑張ってきました。

親の七光りの恩恵を受けられない人こそが、活躍できる社会にしていかなければならないと思います。