9月30日(月)の県議会本会議で、議員提出の議案の審議が行われました。
この議案は、国の機関(内閣総理大臣、衆・参議長、担当大臣など)に提出する意見書で、7議案が提出され全議案が可決されました。
可決された意見書は、議長名で国の機関に送られます。
意見書とは、議会の意思を意見としてまとめた文書のことです。
地方自治法第99条には、「普通地方公共団体の議会は、当該普通地方公共団体の公益に関する事件につき、意見書を国会又は関係行政庁に提出することができる」と規定されています。
この規定に基づいて、県議会は毎定例会に複数の意見書の議案を審議し、可決した意見書は国の機関に送っています。
地方の要望や提案を意見書として国の機関に送り、受け取った国の機関では検討したうえで、必要なものは政策に反映していきます。
意見書の提出は地方議会にとって大変重要な仕事であり、必要な意見は積極的に国に伝えていく必要があります。
今回議決した意見書に、「松くい虫防除対策の強化を求める意見書」があります。
意見書では、「松くい虫による被害拡大を防止し、優良な松林を保全するため、地方公共団体が行う伐倒駆除や樹種転換に対する財政支援の拡充等、松くい虫防除対策の強化を図るよう強く要請する。」という内容です。
松くい虫の被害は全県に及んでおり、また他県でも広く発生しています。
これまでの県や国の対策では不十分であり、国としても重要施策として取り組むべきとの考えから、私が意見書の提出を自民党県議団で提案したものです。県議団で議論する中で提案が認められ、県議団が議会に提案しました。
私の発案による意見書の提出は初めてですが、これからも意見書を議会に提案できるよう、地域課題を洗い出していきます。