5月20日(月)に、飯田市で「国道153号改良期成同盟会」と「天竜川上流治水促進期成同盟会」が開催され、両会の顧問として出席しました。
国道153号同盟会は、国道153号(名古屋市~塩尻市)の整備を促進するため、上下伊那の市町村・豊田市・塩尻市で構成された組織です。
特に「伊駒アルプスロード」(駒ケ根市北の原~伊那市美篶青島)は、8年後に開通するリニア中央新幹線の関連道路として、リニア開通までに全線を整備する必要があります。
この道路は、リニア開通による産業振興などの効果を発揮し、医療・福祉の向上にも寄与し、災害時の緊急輸送路にもなることから、計画的に整備を進めなければなりません。
令和元年度からは、国直轄による事業化に関する調査が着手されますが、早期着工に向けた同盟会の活動が重要になります。
また、「伊那バイパス」(伊那市美篶青島~南箕輪村)は、平成9年から県事業として実施していますが、令和元年度は19億円の予算を確保し、設計・用地補償・道路工事が実施されます。
今後は更にスピードアップして事業を進め、「伊駒アルプスロード」の完成と時期を合わせて完成することを目指さなければなりません。
「天竜川上流治水促進期成同盟会」は、天竜川上流域の治水事業の促進のため、上下伊那の市町村で構成された組織です。
同盟会では、治水・砂防事業の推進や三峰川総合開発事業の推進(上流域に予定されている「戸草ダム」建設事業の着手に向けた活動を含む)などのために、要望活動を実施しています。
特に戸草ダムについては、三峰川が地質が脆弱な南アルプスを流れており、また近年ゲリラ的豪雨災害が多発している状況から、三峰川の治水と本川である天竜川の治水のためにも、早期に事業着手する必要があります。
この二つの同盟会の事業については、地元県会議員としてしっかり活動していきます。