月別アーカイブ: 2023年11月

宮下一郎大臣の就任祝賀会

11月3日(金)に、宮下一郎衆議院議員の農林水産大臣の就任祝賀会が伊那市内で開催され、地元県会議員として出席しました。

この会は上伊那広域連合が主催したもので、県会議員、上伊那市町村長、上伊那市町村議会正副議長、上伊那経済界の代表者などが出席し、大臣就任を祝いました。

私は祝辞の中で、次のような言葉を述べました。

「代議士として幅広い実績や経験があり、人格者である宮下代議士が大臣に就任されたことは、地元として喜びに堪えない。「農は国の基」と言われるが、農林水産業は国民の命を守り、農山漁村は国土を保全している。こうしたことからも、農林水産業を振興することが大事である。また、東日本大震災により大きな影響を受けている福島の水産業を支援しなければならない。こうした状況下で大臣の重責を担うことは大変であるが、宮下代議士ならば適切に職務を全うしていただけるものと確信している。大臣としての仕事にしっかり取り組み、成果を出して、代議士としての評価を高め、次のステップにつなげていただきたい。」


県議会委員会の現地調査(その3)

11月2日は、福島再生可能エネルギー研究所です。

【福島再生可能エネルギー研究所】(福島県郡山市。職員数315名、年間予算25億円。)

① 平成26年4月に、政府の「東日本大震災からの復興の基本方針」により、特定国立研究開発法人「産業技術総合研究所」の新たな研究開発拠点として設立された。

② 研究機関や企業・大学等と連携して、水素・風力・太陽光等の再生可能エネルギーに関する新技術を開発し、発信している(写真は太陽光パネルと、風力発電機)。

③ 水素エネルギー技術の開発を進めており、アンモニアの合成・利用実証試験を行っている(今後はアンモニアの活用が期待できる)。

④ 大型風車は長年の風雨による装置の劣化が進むため、稼働率と寿命を向上させる制御技術の開発を進めている。

⑤ 企業支援や人材育成を通じて、復興支援に貢献している。


県議会委員会の現地調査(その2)

11月1日は、JAXA筑波宇宙センター及び「いわき・ら・ら・ミュウ」です。

【JAXA筑波宇宙センター】(茨城県つくば市)

① 1972年に筑波研究学園都市の一角に開設した。53万㎡の敷地に最新の試験設備を備えた総合的な事業所。

② 主な事業は、人工衛星の開発や運用・及びその観測画像の解析、宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟を用いた宇宙環境利用や宇宙飛行士養成と活動推進、ロケット・輸送システムの開発と技術基盤確立のための技術研究推進。

③ 衛星データの災害や農業への活用や宇宙産業の振興などの面で、地方自治体と連携している。

④ 宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)を進化させた「HTV-X」の開発を進めている。

⑤ 10年の歳月をかけて純国産ロケットH-2を開発した(写真は屋外に実機を展示)。現在は、より高い性能を持つH-ⅡA、H-ⅡBロケットへと技術を継承している。

 

【いわき・ら・ら・ミュウ】(福島県いわき市小名浜)

① 観光と物産振興の中核的施設として、第3セクターにより平成9年に設立された。鮮魚・土産・飲酒などの店舗が入店、遊覧船事業も運営。

② コロナ前では、入場者数年間100万人、売上額15億円程度。コロナ禍により入場者数・売上額とも大幅に減少したが、今年度はコロナ前に戻りつつある。

③ 平成23年の大震災では、津波による大きな被害を受けた。1階の全店舗が全壊した。2階では、震災の状況を展示している。

④ 震災により漁獲量が激減し、震災前に比較して漁獲量は沿岸が2割、沖合・遠洋は4割と低下し、中々前の状態には戻らない。