Ⅰ 高校改革・高校再編について(3)
1 「伊那新校」について(3)
(2) 伊那新校の校地について
・ 校舎や屋内運動場、グラウンド、職員駐車場等の施設の最適な配置を行うことも考慮すると、伊那北高校の現状の敷地面積では不足する。
Q1 伊那新校の校地については「再編実施計画懇話会」の「校地検討部会」において検討され、最終的に「伊那北高校の校地とすることが望ましい」との結論が出された。「伊那新校」の校地選定に係る検討内容等は、具体的にどのようなものであったのか?
A1(教育次長)
「校地検討部会」では、校地を選定する際の判断基準として、敷地・校地の広さや駅からの距離、地域との交流の利便性など、校地選定に係る検討項目を具体的に挙げて、それに基づいて最終的な校地の決定については県教育委員会に委ねるという方針をまとめ、懇話会で確認された。県教育委員会では、この校地選定に係る検討項目に基づき両校の校地を比較検討し、その結果を懇話会にて報告した。
Q2 これからの高校における望ましい施設のあり方を考慮すると、教室等の面積を増やす必要があり、再編に係る新校の建築面積は現状より増加させる必要が生じる。 新校における施設等の最適な配置を行う上でも、伊那新校の校地となる伊那北高校の敷地は、拡張する必要があると考えるが如何か?
A2(教育次長)
これからの高校における望ましい施設のあり方として、教室の面積を増やす必要がある一方で、従来廊下と捉えていた空間などをグループワークやクラスを越えた学習の発表など、探究的な学びに使える多用途でフレキシブルな空間に転換することにより、全体の面積を調整することが可能である。こうした観点も踏まえ、新校建設のための整備計画策定の中で総合的に検討する。
(3) 校名について
・ 私は、県立高校に関しては名前を聞いただけで、どこに所在しているのか想像できるように、地域の名称を使うとともに、シンプルな名称が望ましいと考える。
Q 再編に係る新校の名称は、再編実施計画懇話会が検討するには負担が大きいため、県教委において名称の検討組織を設置して検討することを提案するが、如何か?
A(教育長)
現在進めている高校再編については、地域の様々な方々が参加している「再編実施計画懇話会」において意見交換をすることが最適であると考える。校名の検討組織は、選考の観点や方法等を含め、まずは懇話会で具体的な検討を行い、最終的に県教育委員会において決定する。