11月13日(月)・14日(火)の両日、県議会・決算特別委員会が開催され、委員として出席しました。
今回は、平成28年度の企画振興部・林務部の決算審査です。
私が行った質疑や提案の主な内容を、2回に分けて報告します。
第2回目は林務部です。
1 特定林道維持管理事業(信州の木活用課)
(伊那市長谷にある南アルプス・スーパー林道の維持管理支援)
Q そもそも当時財政基盤の弱い長谷村が、林道の維持を行うこと自体無理があった。南アルプスは地質が脆弱で崩れやすいため、しっかりとした管理が求められており、維持管理費用が多額になっている。毎年405万円の補助では少なすぎるため、増額すべきではないか?
A 当初は500万円程度の補助金を出していた。維持管理費用以外にも改良に伴う費用の支援もしており、引き続き支援していく。
2 森のエネルギー総合推進事業(信州の木活用課・県産材利用推進室)
Q ペレットの利用拡大を図るため、ペレットの販売単価を下げるための財政支援が必要ではないか?また、支援の財源として森林税も検討すべきではないか?
A 製造費用に対する支援は困難であるが、ペレットのPRや間伐材等の活用に関する施策を、平成30年度の予算編成の中で検討したい。
3 野生鳥獣被害防除対策事業(森林づくり推進課・鳥獣対策・ジビエ振興室)
Q1 南アルプス地域では、シカの被害が深刻。効果的な対策を講じるべきではないか?
A シカの警戒心が強くなり捕獲が難しくなっているが、検討会で手法等を検討したい。
Q2 サルの対策に苦慮しており、効果的な対策を講じるべきではないか?
A サルの捕獲は困難で、捕獲によらない有効な手段を検討している。保護管理計画が終了するので、新たな計画策定の中で対策を検討する。