9月4日(月)・5日(火)の2日間にわたり議会文教・企業委員会の調査を実施し、委員として参加しました。
今回は、中信・南信地区の委員会関係の機関や施設を調査しました。
この調査の主な内容について、4回にわたり報告します。
2回目は、県立富士見高校です。
・ 昭和2年に設立され園芸科・普通科の2科があり、全校生徒数312人(定員360人)の小規模校です。
・ この学校では様々な特長ある学習活動を行っています。
・ まず、3年生の課題研究として、地域の特産野菜(ルバーブ)とジビエを使ったヘルシーな「ルバンビーカレー」のルウを地元企業と共同開発し、地域おこしにつなげようとしています。
・ 2年後にはB1グランプリ参加を目指し、町の商工会と一緒に準備をしています。
・ もう一つは、ミニトマトのグローバルGAP(国際的に安全管理の評価を得ている農産物であると認められること)の認証取得に向けて取り組んでいます。県内の高校で認証を受けている高校はまだありません。
・ これを取得すると販路の拡大と生産性の向上が図れるなど、大きなメリットがあります。また、農産物の輸出にはこの資格が大変有利になります。
・ 東京五輪の選手村などで利用される農産物は、この資格があることが条件になると言われています。しかし、県内での取り組みは余り進んでいません。
・ これらの取り組みは、生徒が自主的に活動するなど大変すばらしいものがあり、県下の他校でも参考になると思います。
・ また、グローバルGAPの認証取得は、県政の課題としてしっかり取り組まなければならないと考えます。