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建設業協会青年部会と意見交換

 

9月6日(水)に、私の事務所で長野県建設業協会青年部会・伊那支部と意見交換を行いました。

県では現在次期5か年計画の作成作業を行っていますが、青年部会では計画に反映するための政策提言書をまとめ、7月12日に県に提出しました。

今回は、この提言書に基づき意見交換を行ったものです。

提言書に記載された内容(事業)のうち伊那支部管内で道路関係の主なものは、

① 国道361号(高山市~伊那市高遠町)

・ 国道でありながら、伊那市の市街地では大型車両が通行できない狭い箇所があるため、拡幅改良が必要。

② 国道361号(高遠地籍・法面崩落危険箇所)

・ この道路は緊急輸送路であり、高遠町への観光道路としても重要な道路であるが、今年1月に崩落した箇所を含め、危険地域一帯の恒久対策が必要。

③ 県道202号伊那駒ヶ岳線(伊那市駅前~小黒川上流)

・ この道路は、伊那市駅前から伊那弥生が丘高校・県伊那文化会館前を通る路線であるが、伊那合同庁舎前を通り左折する交差点付近が狭く、大型車の通行が困難で歩道も整備されておらず危険であるので、拡幅改良が必要。

④ 国道152号(上田市~伊那市高遠町~伊那市長谷~大鹿村~浜松市)

・ この道路は、観光・産業道路としても重要な道路であるが、伊那市長谷・大鹿村間は冬季には閉鎖されるなど、国道としての機能が不十分。三遠南信道路が開通すれば、国道153号と並行する重要な路線になるので、トンネル化を含めて改良が必要。

今回提言されたどの道路も重要であり、課題解決に向けた対策が求められていますので、地元県会議員として、しっかり活動していきます。


議会委員会調査を実施(4)

9月4日(月)・5日(火)の2日間にわたり議会文教・企業委員会の調査を実施し、委員として参加しました。

今回は、中信・南信地区の委員会関係の機関や施設を調査しました。

この調査の主な内容について、4回にわたり報告します。

最終回は、伊那北高校です。

大正9年に開校した普通科高校で、生徒数722人(定員720人。1学年6クラス)の中規模校です。3年後には創立100年を迎えます。

いわゆる都市部の進学校で、卒業生のほとんどは進学しています。

少子化が進む中で、学習や部活動等を一定の水準に保つため、適正規模を維持することが課題です。

また、校舎などの建物の老朽化が大きな課題で、一番古い校舎は今から59年前に建設され、県内高校の中では最も古いものです(写真は55年前に建設された小体育館。雨漏りがする。)。

この学校では、同窓会の支援により土曜日の学習や各種研修が行われています。

また、同窓会では学校創立90周年記念事業として生徒が学習できる施設を建設しました。

私は同窓会の会長としてお世話になっていますが、生徒や保護者のニーズに合った学習環境が確保できるよう活動していきたいと思います。


議会委員会調査を実施(3)

9月4日(月)・5日(火)の2日間にわたり議会文教・企業委員会の調査を実施し、委員として参加しました。

今回は、中信・南信地区の委員会関係の機関や施設を調査しました。

この調査の主な内容について、4回にわたり報告します。

3回目は、南信教育事務所(伊那市の県合同庁舎内)です。

・ この事務所は、諏訪・上伊那・下伊那地区を管轄しています。以前には各地区に教育事務所がありましたが、平成21年に1カ所に統合されました。

・ 調査の中で、私が質問や提案をした主な内容は次のとおりです。

① キャリア教育について

・ キャリア教育は、単に将来の社会人や職業人として自立するための教育という観点以外にも、地域の良さを知り地域を愛する心を育み、将来地域を担っていこうとする心を育てるという観点が重要である。

・ 今後も学校・経済界・行政が連携してこの教育活動にしっかり取り組み、若者が定住することや地方創生につなげていくべきである。

② 障がいのある児童生徒の就学について

・ 各市町村の就学指導委員会(障がいのある児童生徒にとって就学先としてふさわしい学校・学級を相談・判断する組織)の判断結果と実際の就学先は3%の差であり、差が小さいことは良いことである。

・ 今後も児童生徒本人の状態に合った就学先が決定されるよう、親切な相談や慎重な判断を行うべきでる。