月別アーカイブ: 2017年5月

天竜川治水期成同盟会の総会

5月22日(月)に、駒ケ根市で「天竜川上流治水促進・期成同盟会」の総会が開催され、同会の顧問として出席しました。

この同盟会は、天竜川や支線の河川改良事業や、砂防事業などによる治水事業の実施を進めるため、上下伊那の各市町村で構成された組織です。

近年ゲリラ的豪雨による災害が各地で頻発しているため、計画的な事業の実施により被害を少なくしなければなりません。

平成18年には豪雨により、箕輪町地籍で天竜川の堤防が決壊し、伊那市でも濁流が,危うく堤防から溢れそうになるなど、上伊那の各地で大きな被害が発生しました。

伊那市では天竜川の洪水危険地域に避難指示が発令されるなど、大災害発生の一歩手前の状況になりました。

あれから10年が経過し、当時の状況も記憶から遠ざかりがちですが、いつ大災害が発生するか分かりませんので、もう一度災害への備えを確認しなければならないと思います。

災害危険箇所の改善などに向けて、議員としてしっかり活動していきます。


中央アルプスの「雪形」

天気がいいので、自宅近くの三峰川の堤防などをウォーキングしました。

帰り道に西の方向を見ると、中央アルプスの「雪形」と新緑の河岸段丘と田植えが済んだ田んぼの、美しい風景を見ることができました(写真)。

初夏になると山の残雪の一部が溶けて山肌が見えますが、その山肌の形が様々な物に見えることから、雪形と言います。

私は、「種まき爺(じい)」と「島田娘」と「駒形(馬)」の雪形を見つけることができました。

駒ヶ岳(「木曽駒ヶ岳」、2,956m、伊那地方では「西駒ヶ岳」という。)は雪解けの時期には「駒形」が見えることから、「駒ヶ岳」と命名されたと言われています。

古くは、「雪形」が見える頃が、農家の種まきの時期の目安にされていました。

今は、農作業の時期が早まり、駒形が見える頃は田植えの最盛期となります。

雪形を見つけながら、美しく田植えがされた田園地帯を歩くのは、気持ちのいいものです


県シニア大学入学式

5月19日(金)に、伊那市の県合同庁舎で長野県シニア大学・伊那学部の入学式が行われ、地元県会議員として出席しました。

県内には各広域圏に10の学部があり、学習期間は2年で、年間17日間、年60時間の授業があります。

概ね60歳以上の人を対象としていますが、伊那学部の入学生の最高齢は80歳、最年少は61歳で、平均年齢は68歳です。

本年度の入学生は81名(定員110人)でしたが、男性の割合が35%と少ないのが残念です。

授業の内容は、教養講座、実技講座、実践講座があり、授業料は年1万円と安くなっています。

地域の歴史や文化、伊那谷の植物、ジオパーク、満蒙開拓の歴史など、上伊那ならではの特長ある講座が予定されています。

学生生活の中で、学ぶ楽しさを知り、脳が活性化して健康になり、学生間の交流により出会いの喜びを味わえるなど、いいことばかりです。

いつまでも健康で暮らすことが私たちの願いですが、高齢になっても 生涯現役の精神で、仕事や社会貢献や生涯学習などに活躍していただきたいと思います。