月別アーカイブ: 2017年3月

2月県議会で一般質問③

3月3日(木)に長野県議会本会議の一般質問に立ち、知事等に対して質問や提案を行いました。

質問の内容について、6回に分けて報告します。

第3回目は、1,2回に続き「長野県総合5か年計画」についてです。

5 次期計画の「大綱案」について

今後次期計画の「大綱案」の検討に入るが、「大綱案」は計画の骨格となるもので、計画の検討過程では最重要のものである。

Q 次期計画の「大綱案」における計画の構成・フレームは、現行の計画を踏襲するのか、異なるものを検討していくのか?

A(企画振興部長)現行の計画の基本的な方向性を引き継ぎつつ、新たな視点を加えて策定していく。

6 次期計画における「各地域が目指す方向とその方策」について

伊那谷の皆さんは、いわゆる「南北格差」の是正を強く求めている。

Q リニアの時代を見据えた伊那谷の目指す方向性について、どのように考えているのか?

A(知事)

リニア中央新幹線の開通を契機に、大きく変貌する地域。首都圏や中京圏、世界とつながるグローバルな地域となり、グローバルな視点で地域のあり方を考えていく。広域観光や産業振興についても新たな視点で考えていく。三遠南信自動車道が開通すれば、リニアとの相乗効果で他地域との連携がさらに促進される。伊那谷地域の発展については次期計画の中で大きな方向付けを行う。


県消防防災ヘリ墜落

3月5日(日)に、県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が松本市・岡谷市にまたがる鉢伏山(1,929m)の山中に墜落し、搭乗していた消防防災救助隊の9名全員が、亡くなるという悲惨な事故が発生しました。(写真は長野県ホームページより)

亡くなられた方々に、謹んで哀悼の意を表します。

このヘリは、県消防防災航空センター(松本市)に配置されており、平成9年から活動しています。

主な活動は、救急・救助、林野火災の消火、自然災害時の情報収集・物資輸送などです。

私が伊那市職員の時には、山岳救助や救急搬送、林野火災の消火などで、何度も出動を要請し、大変お世話になりました。

操縦士は操縦が大変上手で、特に山岳救助などでは、危険を顧みずに救助作業に当たっていただきました。

救助隊には県下の各消防組合本部から消防隊員が派遣されており、今回の事故では派遣されていた7名の皆さんが亡くなりました。

派遣されている消防隊員は、全員が各消防本部からの選り抜きの皆さんであり、将来消防本部を担うことが期待されていました。

私は現在県議会の危機管理委員会に所属しています.

このヘリの業務が委員会の担当業務ですから、より大きな衝撃を受けています。

あらためて これまでのヘリの活躍には心から感謝するとともに、事故原因の究明と再発防止を強く願います。


2月県議会で一般質問②

3月3日(木)に長野県議会本会議の一般質問に立ち、知事等に対して質問や提案を行いました。
質問の内容について、6回に分けて報告します。
第2回目は、「長野県総合5か年計画」についての続きです。

3 次期総合計画策定への県民参加について
Q 次期計画の策定に当たり、県民参加のあり方や県民意見を計画へ反映する方策は?
A(知事)県民とともに策定し、実行する計画にする。私や副知事をはじめ全職員が県民・企業・団体・市町村等と長野県の将来像について対話を行う。

4 総合計画の「進捗管理」について
県民に分かり易い計画の「進捗管理」に改善すべき。また計画の効果的な進捗管理を行うために、「達成目標」の設定の仕方が重要である。
「達成目標」は、県民が共有しオール信州で目指すべき指標として、位置付けることが適当である。
Q 計画の「進捗管理」に係る課題と対応策、更には「達成目標」に係る課題と対応策は?
A(企画振興部長)現在の進捗管理は、客観性を重視するあまり機械的過ぎる面もある。次期計画では、より良い進捗管理を行う。
合わせて適切な達成目標を設定することが重要で、次期計画では各施策の現状や到達点を把握するため、県民生活の実態を表せるような指標を検討する。