月別アーカイブ: 2016年9月

県議団現地調査を実施(1)

28,9,1団調査飯田富山佐久間線
県道「飯田富山佐久間線」 旧道と新しい橋

9月1日(月)・2日(火)の2日間にわたり、県議団政調会の現地調査が行われ参加しました。

今回は、下伊那地域の国・県の建設関連事業実施箇所などを調査しました。

事業実施箇所の主なものについて、3回に分けて報告します。

第1回目は、下伊那地域の県道改良箇所です。

泰阜村の県道「飯田富山佐久間線」は、道路が大変狭かったため、拡幅改良し新しい橋を架けました。

泰阜村では道が狭く、学校の旅行の時には、大型バスが学校まで行けないため、保護者はバスが通行できる場所まで子供たちを送っていましたが、改良により学校を集合場所にすることができました。

下伊那地域では山や谷が多いため、道路を改良する場合には、長い橋をかけたり長いトンネルを作らなければなりません。

このため、工事費が巨額なものになり、予算の確保が難しいため、改良が中々進んでいないが現状です。

下伊那の町村の人口は少ないため、費用対効果を考えれば改良が後回しにされがちですが、災害対策や観光や産業振興、医療・福祉の向上を考えれば、必要な改良は進めるべきと考えます。


上伊那教育7団体との懇談会

28,8,31教育7団体懇談会8月31日(水)に、伊那市内で上伊那教育7団体連絡協議会と上伊那選出県会議員との懇談会が開催され、出席しました。

会では、まず団体の代表者から義務教育に関する県への要望について説明があり、その後意見交換を行いました。

主な内容は、高校制度・入試制度、教職員の配置、特別支援教育の充実、地域・社会教育の充実などです。

私が特に注目したのは、伊那養護学校のトイレの問題です。

同校のトイレは古くいまだに和式のものがあり、半分程度は順次改善はされてきていますが、今後早急に改善すべきと考えます。

児童生徒には様々な障がいがありますが、洋式でないと排泄ができない子供も多くいます。

私は、今回の要望については、それぞれ重要なものばかりだと考えますが、特に支援を要する児童生徒に関する事項については、優先的に改善しなければならない旨の意見を述べました(写真)。


中央東線高速化促進期成同盟会が開催

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8月30日(火)に、松本市内で「中央東線高速化促進期成同盟会」の総会が開催され、会の参与として出席しました。

この会は、中央東線の高速化や輸送力の強化、沿線地域の振興などを図るため、長野県・山梨県と沿線の市町村や経済団体などで構成されています。

中央東線は中々高速化が進まないため、首都圏からの移動時間が短縮できず、松本地域や伊那地域は陸の孤島とも言われています。

特に、中央線の首都圏内の高速化や特急の増発、特急「あずさ」の飯田線への乗り入れなどを進める必要があります。

私は、出張で時々中央東線を利用しますが、飯田線との接続が悪く、私の住む伊那市駅から東京までは3時間半以上かかります。

東京へは低料金で高速バスも利用できますが、3時間半かかり、渋滞のため遅れることもあります。

飯田線は、ほとんどの駅で駅員の無人化が実施されたため、電車の車掌が乗降客の改札係の仕事も担っており、これに時間がかかるため、列車が遅れることが常態化しています。

飯田線の乗客は、ほとんどが高校生ですが、飯田線の高速化や利便性を要望するためには、通勤などにも多くの人が利用する必要があります。

また、リニア中央新幹線の長野県駅(飯田市)と飯田線の接続をどうするのか、という大きな問題もあります。

飯田線は様々な課題を抱えていますが、観光客も含め、利用を増やすことを真剣に考えなければなりません。