月別アーカイブ: 2016年9月

県議団・県外現地調査を実施(2)

9月11日(日)~13日(火)の3日間にわたり、自民党県議団・政調会の現地調査が行われ参加しました。

今回は、北海道の施設などを調査しました。調査内容について、2回に分けて報告します。

第2回目は、苫小牧市内の建設関連の調査です。

● (株)JPC

プレキャストコンクリート製造の専門メーカーで、工場は東洋一の規模を誇っています。

コンクリート内部にPC鋼材(ピアノ線)(写真下)を使用し、従来のコンクリートの2倍の強度があり、ひび割れのない構造物を実現します(写真は梁の配筋作業。筒状の管にはPC鋼材が入る)。

28,9,12団政調会:JCP苫小牧製造所PC梁

28,9,12団政調会:JCP苫小牧製造所ピアノ線耐震性や耐久性に優れ、今後需要が高まると考えられます。

● 日本郵便(株)札幌物流センター建設工事現場(写真は日本郵政や施工業者から説明を受ける参加者)

28,9,13団政調会:日本郵政札幌物流センター建設工事PC工法.説明

主要構造である建物の柱と梁には、(株)JPC製のプレキャストコンクリートが採用されています(写真)。

28,9,13団政調会:日本郵政札幌物流センター建設工事PC工法

採用の理由は、熟練工の人材不足、工期が短期間を実現できる、現場管理が行いやすいなどです。

金額的にも高額な工法とは言えず、耐震性の確保などを考えると、総合的には有利性があると考えます。


県議団・県外現地調査を実施(1)

9月11日(日)~13日(火)の3日間にわたり、自民党県議団・政調会の現地調査が行われ参加しました。

今回は、北海道の施設などを調査しました。調査内容について、2回に分けて報告します。

第1回目は、苫小牧市内の調査です。

 苫小牧市美術博物館

(写真は館長から説明を受ける参加者)

28,9,12団政調会:苫小牧美術博物館

市に美術館を建設する要望が高まり、平成25年に建設しました。美術館を単独で建設するのではなく、既存の博物館に併設する形で建設しました。

併設したため、来場者に見学の選択肢が広がり、相乗効果が発揮されているそうです。

美術館を単独で建設しているケースが多い中で、併設した苫小牧市の考え方には共鳴するものがあります。

● 樽前山(たるまえさん)火山砂防事業(樽前山は活火山)

融雪型の火山泥流や降灰後の降雨による土石流を堰き止めるため、砂防堰堤が国交省により建設されています(写真)。

28,9,12団政調会砂防堰堤:苫小牧

工法は、対象が活火山であることや、ゆるやかな地形などを考慮し、鋼矢板を組み合わせて円柱を作り、中に土砂を詰め込み、表面をコンクリートで蓋をしたセルを複数基横に並べるものです。

国内では大変珍しい工法で、長野県のような急峻な地形では、火山砂防事業には適しないものです。


「環状北線」の整備促進を県へ要望

28,9,9環状北線県へ要望9月9日(金)に、伊那市から県建設部長への要望活動があり、地元県会議員として同席しました。

当日は、市長から建設部長に要望書が手渡され、その後意見交換が行われました。

今回の要望は、主要地方道伊那インター線(通称「環状北線」)のルート決定と早期の整備を求めるものです。

この道路は、伊那インターアクセス道路が、県道竜東線で行き止まりとなっているので、東に延伸して天竜川を渡河し、現在整備を進めている国道153号「伊那バイパス」(伊那市福島~美篶青島)に接続するものです。

私は、次のような提言を行いました。

1,この道路は、市の外環状道路として位置づけられており、開通すれば市街地の渋滞緩和につながる。

2.天竜川西側にある伊那ICや中央病院・消防本部と天竜川西側地区を結ぶ重要路線となる。

3.道路開通による効果は大きなのもがあり、「伊那バイパス」の整備状況を見ながら整備する必要がある。

4.この道路は、国道153号「伊那バイパス」・「伊駒アルプスロード」を経てリニア長野県駅につながる重要路線であり、リニア効果を発揮するためにも、整備の促進を図らなければならない。

私は、県会議員危機管理建設委員会の副委員長としても、しっかり取り組んでいきます。