月別アーカイブ: 2016年8月

危険箇所を現地調査

8月18日(木)に、伊那市美篶の急傾斜地の現地調査を行い、地元県会議員として参加しました。

美篶地区の南割区公民館の裏山一帯が、土砂災害特別警戒区域に指定されていますが、公民館もその区域に入っています。

28,8,18美篶南割現地調査.2

この公民館は災害時の避難場所に指定されていますが、地区住民の皆さんは豪雨時に裏山が崩れて公民館が土砂崩壊により被災することを心配しています。

過去に治山事業で山の法面の補強工事を実施してありますが、工事箇所の上部が急傾斜なため、自然災害が発生することを心配しています。

28,8,18美篶南割現地調査.危険箇所

当日は、県や市の担当職員や区の区長他役員の皆さんが集まり、現地の確認や意見交換を行いました。

関係者が一堂に会して調査や検討することは大変重要なことですが、今後関係者が知恵を出し合って課題の解決に向けた研究を行うことになりました。

伊那市には急傾斜地域が多く、改善すべき箇所も多くありますが、計画的に優先順位を付けて対応していかなければなりません。


成人式が開催

28,8,15東春近成人式伊那市では、8月14日から15日にかけて各地区で成人式が開催されました。

東春近地区では、15日(月)の終戦記念日に開催され、地元県会議員として出席しました。

式では、まず先の大戦で亡くなられた方々のご冥福を祈って黙祷を捧げ、続いて「伊那市の歌」を斉唱しました。

「伊那市の歌」3番には、「伊那市こそ平和に生きる」という歌詞がありますが、作詞者である宮脇至氏の平和を願う気持ちが強く表されており、非常にいい歌詞だと思います。

私たちは、戦争のない平和な国づくりをするために、普段から努力しなければならないと思います。

私は成人の皆さんに対して、「国や地方の将来を決めるのは、為政者ではなく皆さん(国民)である。選挙は大切な権利であるので、よく考えて選挙権を行使して欲しい。」旨の祝辞を述べました.

今年は、阪神淡路大震災が発生してから20年目の節目の年に当たります。その後、東日本大震災や熊本地震などの大きな自然災害が発生しましたが、未だに復興には至っていません。

阪神淡路大震災の被災地のように、早く復興することを願うとともに、災害に強い国土づくりを進めなければならないと考えます。


議会県外調査を実施(3)

8月8日(月)から10日(水)まで、自民党県議団の県外視察調査があり参加しました。

10日には、石川県七尾市役所を調査しました。

七尾市役所は、日本有数の温泉地・和倉温泉で有名ですが、近年観光客が減少するとともに人口も減少しており、これに何とか対応しようと北陸新幹線を活用した交流人口の増加対策や定住対策を進めています。

交流人口の増加に対しては、特にスポーツ合宿の誘致に力を入れています。

サッカーコート8面(人工芝)、テニスコート24面(人工芝)、野球場2面、陸上競技場(全天候型)などを整備し、合宿の誘致に積極的です。

七尾市陸上競技場
       七尾市陸上競技場

合宿は高校生の利用が多く、長野県の高校も利用しています。

大学生は駅伝の有名校も合宿しています。

全国の強豪校が合宿すると、強豪校との練習試合のために全国各地から合宿地に選ばれるという効果もあります。

施設の整備には巨額の投資が必要でしたが、国の交付金、合併特例債(平成16年1市3町合併)、過疎債などの有利な財源を積極的に活用しています。

スポーツ合宿は経済効果が大きく、長野県としても大いに参考にすべき事例だと考えます。