2月県議会で一般質問(1)

2月26日(金)に、2月県議会定例会の一般質問に立ち、知事等に質問や提案を行いました。

長野県は現在「学びと自治の県」を目指していますが、今回は「学び」のうち高校教育と高等教育の2項目について質問しました。概要を8回に分けて報告します。

 

Ⅰ 高校改革について(1)

1 高校改革及び高校再編について(1)

・ 高校改革及び高校再編に関する県教委の説明会や同窓会の意見交換会などにおける質疑、更には昨年11月に「伊那北高校と伊那弥生が丘高校の存続を求める請願」が県議会に提出(11月議会では請願は不採択となった)された経過などを見ると、必ずしも高校改革に関する地域の理解が十分ではない。

・ 大きな改革を成し遂げるには、県民理解を進めることが不可欠である。県教委は「なぜ、こうするのか?」を分かりやすく説明し、県民が「なるほど」と納得することが大切である。

・ 3月には2次の再編整備計画(案)が策定・公表される予定であり、1次策定分(令和2年9月決定)に係る「再編実施計画懇話会」(伊那新校については令和2年11月に設置)の議論が進むことなどを考慮すると、県民や地域住民の理解を更に深めることが重要と考える。

・ 県教委においては、今回の高校再編に際して、多くの意見を聞きながら、「基本構想の策定」、「実施方針の策定」、「地域協議会による議論」、そして「地域意見を反映した再編計画の策定」と段階的に進めてきているが、再編対象とした具体的な高校名を聞いて、初めて意識する方々が多いのも現実である。

・ 高校再編については、地域住民それぞれの思いがある中で、将来の少子化を踏まえた高校改革の必要性について、分かりやすく地域住民に説明し、更に理解を深めていくことが肝要である。

・ 高校改革及び高校再編を議論する場合において最も重要なことは、「高校生の視点で、改革や再編がどうあるべきか」である。しかし、これまでこうした議論が少なかったことから、新校に係る「懇話会」において、十分議論すべきと考える。

・ 昨年11月に開催された伊那新校の「懇話会」では、委員として出席した高校生から未来志向の発言があり、今後の懇話会の議論に多いに期待できる。