6月23日に、6月議会定例会で「新型コロナに関する諸課題」について一般質問を行いました。
その中で、「新型コロナに対応するための県組織」について提案を行いました。
私の質問・提案に対する知事の答弁は、次のとおりです。
Q1 新型コロナウイルス感染症をはじめ、将来の新たな感染症に係る危機管理体制を充実するため、感染症対策を担う専門の課を、健康福祉部内に早急に設置することを提案するが?
A1(知事) 新型コロナ対策として、ピーク時には職員には過大な負担があった。感染症対策は感染拡大時には業務量が飛躍的に増大する。
今後の県内の感染拡大に備えて、独立した専門の課の設置も含めて万全な体制を検討する。
Q2 保健所の職員数が減少し特に保健師が不足している中で、健康危機管理に対する体制は十分ではなく、特に感染症発生時に迅速にかつ的確に対応するためにも、保健所の組織を充実することを提案するが?
A2(知事) 第2波を想定し、対応に必要な人員を算出した上で、業務の外部委託やクラスター対策チームの設置等を行う。
これからの感染症対策に重要な役割を果たす保健所の体制整備に係る計画を策定して、組織体制の充実・強化を図る。
こうしたやり取りを経て、8月1日に健康福祉部に新たに「感染症対策課」が設置されることになりました。地域医療担当部長がこの課の業務を所管し、感染症に関する部内統括と部局間調整を行い、61人体制でスタートします。
また、この課には集団感染に対応するための「クラスター対策班」を設けます。
これまで、感染症対策は「保健・疾病対策課」が行っていましたが、感染症対策に特化した課を設けることで感染症対策が充実します。
合わせて現在の「保健・疾病対策課」の業務(母子・歯科保健、がん対策、心の健康、自殺対策、難病対策など)も充実することになります。
保健所に関しては、保健師の増員や業務の一部委託などを進めることになりました。
コロナの第2波・第3波の襲来も予想される中で、感染症対策の更なる充実が課題となっていましたので、この度の県の迅速な対応については高く評価するものです。
議会での提案が実現したわけで、私としては大変嬉しく思います。
なにより、組織の改正によりコロナをはじめ感染症対策が充実することになり、県民の安全安心につながるものと考えます。
今後も議会の一般質問などを通じて、県民福祉の充実のために政策提案をしていきたいと考えています。