12月1日(火)に、11月議会定例会本会議の一般質問に立ち、知事等に質問や提案を行いました。
今回は、リニアバレー構想、DX戦略、職員の人事制度の3項目です。主な内容を5回に分けて報告します。
Ⅰ リニアバレー構想について(その1)
1 リニアバレー構想について(その1)
・ 今年3月に開催された「伊那谷自治体会議」で、「リニアバレー構想」「実現プラン」の基本方針が承認された。
・ 「基本方針」によると、緊急に取り組むものとして最優先に「広域2次交通」 を挙げている。
Q1 リニア長野県駅からの2次交通の確保については、県が主体となって優先的に取り組むこととされているが、今後どのようなスケジュール感で取り組んでいく方針か?
A1(リニア整備推進局長)
南信州地域振興局が中心となり、広域的な2次交通の考え方、役割分担、結ぶべき拠点の整備等について意見交換を行っている。今後は具体的な路線の検討と役割分担を整理し、民間事業者を巻き込んだ検討体制の構築に着実に取り組む。
Q2 飯田市の新市長は「JR飯田線のリニア乗換駅建設の市の構想を取りやめる」としているが、リニア長野県駅と飯田線との連結に関して今後どのように議論を進めるのか?
A2(リニア整備推進局長)
JR飯田線との乗換新駅の設置については、飯田市がJR東海との協議を進めている。JR飯田線との接続確保は重要な課題であり、伊那谷全体の合意形成が重要。今後飯田市の考えや合意形成に向けた動きを注視しながら、伊那谷自治体会議での協議につなげていく。
Q3 「リニアバレー構想」の現在の進捗状況はどうか。また課題をどう捉え、その課題解決のために県としてどのように取り組んでいく方針か。
A3(知事)
2次交通と観光の整備の取組は中々進展していない。「リニアバレー構想・実現プラン」の基本方針を定めて、喫緊に取り組む課題を整理した。地域の経済団体等とも意見交換や勉強会を行うなど、官民一体で取組の方向性を共有しながら、リニアバレー構想の実現に向けた取り組みを進める。