5月27日(金)に、伊勢志摩サミットが閉幕し、オバマ米大統領は広島の平和記念公園を訪問しました(写真は昨年公園訪問時のもの)。
これは、核軍縮に向けた大統領の意思の表れでもあり、私は評価したいと思います。
米国は、広島と長崎に原爆を投下した後、核戦争の脅威が高まることを恐れ、原子力の平和利用を提唱しました。
そうした経過を経て、日本では平和利用の一環として原発を推進してきました。
そんな中で、3.11大震災と福島の原発事故がおきました。
唯一の被爆国であり、核の恐ろしさを知る日本で、再び核による被害が出てしまったことは、余りにも悲惨な出来事です。
今回の米大統領の広島訪問は国をあげて歓迎されましたが、これによって福島への思いが薄れてはいけないと思います。
福島はあの時から何も変わっていません。
今回の訪問の陰に、いつ自宅に帰れるか分からない多くの福島の人々がいることを、忘れてはいけないと思います。