広域連合ごみ処理施設建設に着手

28,5,21広域ごみ処理施設用地上伊那広域連合が伊那市富県桜井地籍に建設するごみ処理施設(ごみ焼却施設)の工事が着手されました。

この施設は、上伊那広域圏内にあった3つの老朽化した施設を、1か所に再編して新たに建設するものです。

用地の選定作業を始めてから、建設予定地の地元合意を受けた平成26年度までに、実に12年の期間を要しました。

施設の建設事業費は103億円で、平成26年度から31年度の6年をかけて建設するものです。

私は、伊那市の助役や副市長として、また上伊那広域連合の助役として、建設予定地の選定作業や建設予定地の地元合意を得るための協議などに、10年以上にわたって携わりました。

地元との様々な協議には長い期間がかかりましたが、伊那市の副市長を退任する前に地元の建設合意を得られたことは、大変ありがたいことです。

また、諸手続きや協議などは困難を極めましたが、これに従事した職員の皆さんは大変苦労しました。勿論、地元の皆さんの苦労も大変なものがあったと思います。

現在、建設予定地には土砂が盛土され、用地に隣接する三峰川の左岸堤防の整備工事や、施設への導入路の建設が進められています。(写真:水田の中で白く見える盛土された土地が建設予定地、その向こうに堤防の整備や道路建設工事が進む。)

公害を出さずにごみを適正に焼却処理するため、最新鋭の技術を駆使した施設が安全に建設されることを望みます。