県議会会派の県外調査(その2)

11月16日には、白老町にある「ウポポイ(民族共生象徴空間)」を調査しました。

この施設は、アイヌ文化の復興・創造・発展のための拠点として、2020年に国が整備したものです。

主要な施設は、アイヌ民族博物館、民族共生公園、慰霊施設などです。「ウポポイ」とは、アイヌ語で「大勢で歌うこと」を意味しています。

「伝統的コタン」では、アイヌのセチ(家屋)が再現されており、アイヌの暮らしや文化について解説するホログラムがあります。

施設の一つである「ポロセチ」では、アイヌの歌や踊り、楽器の演奏を見学することができます(写真)。

また、同日、札幌市の「北海道大学ビジネススプリング」内にある「㈱ミルウス」を調査しました。

この会社は、北海道大学との連携で創設されたベンチャー企業です。社長は、民間企業を退職後、北大の特任教授を経てこの会社を立ち上げました。

主な事業は、センサにより取得したデータ(食事・活動・血圧・ストレス・睡眠・医療記録等)の情報の処理、蓄積、解析、評価、及び提供を行っています。これにより、医療・健康支援ビジネスを開発しようとしています。

この会社で開発したハード・ソフトを民間企業に提供し、新たな分野のサービスや製品製造につなげます。また、スタートアップの育成を支援していきます。