3月4日から10日まで2月県議会定例会の常任委員会が開催され、私は3月10日(木)の健康福祉委員会で質問しました。質問や意見の概要をお知らせします。
1 看護職員新規養成確保対策について
Q 現在関東甲信越ブロックでは、看護師国家試験と准看護師試験が同一日に行われている。
仮に、別の日に設定されていれば、看護師試験の不合格者が准看護師の試験を受けることが可能となり、これに合格すればこの資格を有して医療や介護の現場に就職することが可能となる。
このことは、受験者にとっても受け入れ側の医療や介護施設にとっても有益であり、有資格者が不足している現場では、サービスの向上につながる。
現在看護師や准看護師は、非常に不足していることから、是非別の日に実施できるよう、県としても努力してすべきである。
A 課題があることは承知しているが、この問題は関東甲信越ブロック全体に関わることであり、県独自では対応できない。
引き続き、関東甲信越ブロックで検討していく。
2 地域包括ケア構築推進事業について
Q 「24時間対応介護サービス推進モデル事業」を予算計上しているが、実際にはサービス提供事業者があるのか?
A 一定の利用者数が必要で、長野や松本などの都市部以外では難しいかも知れない
Q 県下どこに住んでいても、こうしたサービスは受けられようにすべきと考えるが。
A サービスを受けられない都市部以外の地域では、他のサービスでカバーしたい。
3 地域包括ケア構築推進事業について
Q 県は地方創生の総合戦略で、「日本版CCRC」を重要施策として位置づけている。
※ 「日本版CCRC」 高齢者などの希望者が県に移り住み、活動的な生活を送り、必要な介護・医療を受けることができる地域づくりのこと。
地域包括ケア体制が全県化においてスムーズに移行するのか明確でない中で、県がこうした施策を掲げるのには疑問があり、まずは県民が安心して医療・福祉を受けられるシステムを構築すべきである。
A 「日本版CCRC」には課題もある。庁内であり方の検討を進めたい。