長野県議会6月定例会本会議で、知事等に対して一般質問を行いました。質問と答弁の内容を、5回に分けて報告します。
Ⅱ 国道153号の整備について(その1)
1 国道153号「伊駒アルプスロード」の地域の意見への対応について
・ 県では平成26年に「リニア関連道路整備計画」を策定し、国道153号「伊駒アルプスロード」の整備が掲げられた。
・ 平成23年度から県は概略計画の検討に着手し、環境影響評価や都市計画案の縦覧などの諸手続きを経て、今年3月に県は「伊駒アルプスロード」を都市計画決定した。
・ 諸手続きを進める中で、いくつか注意すべき意見が出されている。
・ その一つは、道路の予定ルートが集落内を通り、これによってコミュニティーが分断されてしまう恐れがあるというものである。
・ もう一つは、ある区間が長い距離にわたり、現在の路盤高から5~7mも盛土する構造にする計画であり、これが二つのアルプスに囲まれた美しい農村風景を損ねる恐れがあるというものである。
Q 環境影響評価及び都市計画決定の手続きの中で、住民から寄せられた意見要望に対し、今後具体的にどのように対応していくのか? また、地域コミュニティーの分断を避けたり、既存の良好な景観を維持するため、具体的にどのような対策を取るのか?
A(建設部長)出された意見を踏まえ、今後詳細な道路設計を行う中で、都市計画のルートを前提に道路の高さの変更、横断施設の設置等による地域分断の影響の緩和など、必要な道路構造について検討を行っていく。