7月26日(火)に相模原市の知的障がい者施設で起きた殺傷事件は、極めて悪質で悲惨な事件です。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、けがをされた方々に心よりお見舞いを申し上げます。
容疑者は、「重度障がい者が生きていくのは不幸だ。不幸を減らすためにやった。」旨の供述をしているようですが、全く理解ができない発言です。
知的障がいのある人たちの人権が尊重され、地域の中で安心して暮らせる社会づくりを実現していくことが求められている中で、これを全く否定するような言動は、どんな理由があっても許されるものではありません。
「全国手をつなぐ育成会連合会」が、この事件に対して声明を出しました。
「・・私たちの子どもは、どのような障がいがあっても一人ひとりの命を大切に、懸命に生きています。そして、私たち家族は、その一つひとつの歩みを支え、見守っています。・・」
私の地元の伊那市にも「手をつなぐ育成会」があり、障がい者に対する差別をなくして、障がい者が地域で必要な支援を利用して、自分らしく生きていける仕組みを作る活動を進めています。
私は、今回の事件を重大に受け止め、障がいの有る無しや、病気の有る無しに関わらず、その人の人格と個性が尊重される社会の実現のために、努力していかなければならないと考えます。